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12月08日-05号

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  1. 岡山市議会 2014-12-08
    12月08日-05号


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    平成26年11月定例会    平成26年11月定例岡山市議会    議 事 日 程  第5号       12月8日(月)午前10時開議第1 個人質問 甲第265号議案~甲第316号議案      …………………………………〇会議に付した事件 日程第1 個人質問      甲第265号議案~甲第316号議案      ──────〇──────〇出席議員(50人)            1番  花 房   稔            2番  川 本 浩一郎            3番  二 嶋 宣 人            4番  福 島 恭 子            5番  佐 藤 人 海            6番  井 本 文 博            7番  高 橋 雄 大            8番  東     毅            9番  田 中 のぞみ            11番  藤 原 哲 之            12番  東 原   透            13番  赤 木 一 雄            14番  北 川 あ え            15番  森 脇 浩 之            16番  難 波 満津留            17番  佐々木   龍            18番  千 間 勝 己            19番  吉 本 賢 二            20番  森 山 幸 治            21番  林   敏 宏            22番  福 吉 智 徳            23番  林     潤            24番  河 田 正 一            25番  藤 原 頼 武            26番  小 川 信 幸            27番  松 島 重 綱            28番  礒 谷 和 行            29番  升 永 市 郎            30番  小 林 寿 雄            31番  田 中 慎 弥            32番  森 田 卓 司            33番  長 井 孝 介            34番  鬼 木 のぞみ            35番  竹之内 則 夫            36番  中 原 淑 子            37番  竹 永 光 恵            39番  鷹 取 清 彦            40番  田 口 裕 士            41番  浦 上 雅 彦            42番  宮 武   博            43番  楠 木 忠 司            44番  三 宅 員 義            45番  和 氣   健            46番  三 木 亮 治            47番  羽 場 頼三郎            48番  下 市 このみ            49番  田 尻 祐 二            50番  磯 野 昌 郎            51番  松 田 安 義            52番  則 武 宣 弘      …………………………………〇欠席議員(1人-欠員1)            38番  有 井 靖 和      ─────────────〇説明のため出席した者       市     長  大 森 雅 夫       副  市  長  橋 本 豪 介       副  市  長  横 山 忠 弘       理     事  片 山 伸 二       危機管理担当局長・女性が輝くまちづくり担当局長                奥 野 淳 子       政 策 局 長  田 中 利 直       政策局市長公室担当局長                河 野 広 幸       行政改革担当局長 福 山   潔       安全・安心ネットワーク担当局長                箕 浦 勝 宏       ESD世界会議推進局長                浅 井 孝 司       総 務 局 長  岸   堅 士       財 政 局 長  深 澤 正 志       市 民 局 長  田 淵   薫       保 健 福祉局長  那 須 正 己       岡山っ子育成局長 荒 木   誠       環 境 局 長  甲 斐   充       経 済 局 長  大 月 秀 樹       都 市 整備局長  山 崎 康 司       下 水 道 局 長  南 山 瑞 彦       水道事業管理者  酒 井 五津男       市場事業管理者職務代理者                小 川 雅 史       消 防 局 長  長 瀬 正 典      選挙管理委員会       委     員  中 原 聡 子       委     員  若 林 昭 吾      監 査 委 員       委     員  白 神 利 行      農 業 委 員 会       第一農業委員会会長職務代理者                柴 田 一 郎      教 育 委 員 会       委  員  長  曽 田 佳代子       委     員  塩 田 澄 子       教  育  長  山 脇   健      ─────────────〇出席した議会事務局職員       局     長  中 田 幸 成       統 括 審 議 監  中 村   稔       総 務 課 長  矢 木 広 幸       議 事 課 長  池 田 経 二       調 査 課 長  八 田 健 郎      午前10時1分開議 ○則武宣弘議長  皆さんおはようございます。 これより11月定例市議会第5日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は47名であります。      ───────────── ○則武宣弘議長  会議録署名議員中原議員田口議員のお二人を指名いたします。      ───────────── ○則武宣弘議長  本日の議事日程は,個人質問並びに甲第265号議案から甲第316号議案までの52件の議案についてであります。      ──────〇────── △日程第1  個人質問 甲第265号議案~甲第316号議案      ───────────── ○則武宣弘議長  日程に入ります。 日程第1は,個人質問並びに甲第265号議案平成26年度岡山市一般会計補正予算(第3号)について以下52件の議案についてであります。 これらを一括上程し,個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして藤原哲之議員。     〔11番藤原哲之議員登壇,拍手〕 ◆11番(藤原哲之議員)  皆さんおはようございます。自由民主党岡山市議団・無所属の会の藤原哲之でございます。 傍聴席の皆様には,師走の大変お忙しいときにもかかわらず足をお運びいただきありがとうございます。 ことしも日本列島は異常気象に見舞われ,各地で大きな被害が出ております。お隣の広島では,8月に死者74名という大変大きな土砂災害が起きておりますし,現在徳島県においては大雪により多くの集落が孤立しております。また,自然災害のほうを見ますと,9月には岐阜と長野にまたがる御嶽山の噴火により,60名を超える方が犠牲となっております。熊本の阿蘇山も小噴火を起こしており,日本における火山活動が大変に活発化しているように感じております。 今,大変強い寒波が南下しております。そのような中ではありますが,気象庁は3カ月予報を発表しており,ことしはエルニーニョ現象が発生する可能性が高いとのことで,西日本は暖冬傾向が強まるとのことであります。 国政においては,衆議院が解散,12月14日投票という大変に忙しい選挙戦が始まっております。そのような中,県の選管が出しているこの小選挙区図が少し間違っているようで,私もどうしたものかとちょっと困っております。候補者の方々には,悔いの残らない戦いをしていただきたいと思っております。 また,市政に目を向けてみますと,市長は所信表明の中で,貯金事務センター跡地を市が購入し,市庁舎などの再整備を含む将来的な事業での活用を図ると表明され,私としては今後市庁舎の建てかえのスピードが上がっていくものと確信ができ,今回の決断を大いに評価いたしております。市庁舎は,災害時の司令塔となる施設であり,そこで働いている職員の方々は,被災された市民を救援するという崇高な使命を帯びた方たちであります。そのような方々が安心して仕事に打ち込めるよう,市庁舎は早急に建てかえなければならないと考えております。 それでは,通告に従って質問させていただきます。 大きな1つ目として,子育て支援についてお伺いいたします。 今日本は,人口減少社会へと突き進んでおります。日本創成会議の分科会が衝撃的な試算を発表され,全国に衝撃が走りました。それを受け,全国知事会議において,国家の基盤を危うくする重大な岐路とした少子化非常事態宣言を取りまとめております。 宣言では,このまま地方から人口流出が続けば,多くの地方都市が将来消滅するおそれがあるという大変にショッキングなものであります。その流れが都市部にも及んでくるということで,東京圏への人口集中の対策とともに子育てのしやすい環境整備が必要であるとのことであります。 岡山県においても,人口減少問題に対応する新組織を立ち上げる構想を発表しております。岡山市も人口減少社会の対策として,安心して子育てできるまちづくりの政策を策定しておられます。 そこで質問いたします。 小さな1つ目,保育制度について。 先般,ある若いお母さんから相談をいただいたことですが,その方のお子さんは私立の保育園に通っておられるそうですが,来年の4月には次のお子さんが生まれる予定だそうです。そうなりますと,そのお母さんが産休の間は上のお子さんは保育園に通えるそうですが,育児休暇をとりますと保育園には通えないということで,2人の子どもの守りをすることができるだろうか,保育園になれた子どもはどうなるのだろうかと大変に不安になっておられます。そうでなくても,生まれて間もないお子さんの世話は大変でございます。その上に,元気いっぱいのお子さんの世話までは手が回らないのではと悩んでおられます。そして,余り長く休むと,もとの職場に戻れるだろうか,主人の給料だけではとても生活できないので,どうしても働きに出ないといけないのに,保育園に入れなければ職をやめなければならなくなるのではないかと少しノイローゼぎみになっておられます。 岡山市の保育園への入所の制度では,たとえ育児休暇中でもお母さんが家にいたら点数が下がり保育園に入れず,待機児童になってしまいます。このような事例はどこにでもありますが,規則だからと何も対策を打たなければ,先ほど述べさせていただいた人口減少社会へ突き進んでいく大きな原因の一つになると思っております。子どもを産みたくても産めなくなります。 子ども・子育て推進事業では,希望する就学前の全ての子どもに良質な教育,保育を提供できる環境づくりを進めますと書いてございます。大変に文言は高尚であります。この政策を進めるために,先ほどの規則が邪魔をしているのであれば,この文言が実現できるような規則に改めていく必要があると考えます。 市長も常々,法律が邪魔をするのであれば,法律を変えていけばいいんだとおっしゃっておられます。この規則は少子化を防止し,出生率を上げていくために改正する必要があると考えます。当局の御所見をお伺いいたします。 なお,国においては,来年度から待機児童の定義を見直すとのことで,それとともに子育て支援新制度で認可保育所などを利用できる要件を緩和するとしていますが,どのような制度になるのかお示しください。 小さな2つ目,子ども医療費助成拡充について。 子ども医療費の無償化については,本会議場において幾度となく提案させていただいております。一度に小学6年生までが無理であれば,まずは「つ」がとれる小学3年生までを実施し,その状況を見てさらに6年生まで拡充していただきたいと提案させていただいております。今回の市長の所信表明における子ども医療費助成の拡充策では,小学6年生まで,今までの3割負担から1割負担へと親御さんの負担を軽減させる内容となっており,一歩前進していると少し評価させていただいております。 この医療費の無償化については,ある倉敷市に住んでいた方が岡山市に転居してこられ,そのお子さんがことし小学1年生になられ,虫歯予防を6カ月に一度,倉敷市の歯医者さんに通っているとのことで,最近そこに行って虫歯予防の処置をしていただき家に帰られたそうですが,その晩に歯医者さんから連絡があり,治療代を請求され,慌ててまた倉敷まで持って行ったとのことであります。その方も今までどおり子どもの医療費は無償であると思っていたし,また倉敷の歯医者さんもそのように思っておられたと推察できます。 このように,近隣市町村の施策が違えば,さまざまなそごが生まれてきます。岡山市としては,近隣諸都市並みに施策を改める必要があると考えております。今回の医療費助成の拡充では,他都市からの転入者には戸惑いを与えてしまいます。 今回の提案は,有識者の方々による検討会の意見を参考に決められたそうですが,お隣の倉敷市や玉野市における状況も調べられての結論と考えますが,小児科医や医療機関の負担増はそれらの都市でどの程度ふえていたのか,また岡山市の財政負担はどの程度になるのか,岡山市はその負担に耐え得ないのか,その検討会における検討内容をお示しください。 大きな2つ目として,岡山市の農業政策についてお伺いいたします。 小さな1つ目,米価下落対策について。 ことしは,岡山市の作況指数を見ますと南部は95とやや不良となっており,少し落胆しておりました。収穫の秋を迎え,農協に米を供出し,概算金の金額を見て落胆の度合いがさらに大きくなりました。国においては生産調整を見直し,直接支払交付金の金額を前年の半分に減額,2018年度からは交付金制度を廃止すると言われております。 もともと生産調整は,米の需給バランスを保ち米価の安定化を図るためのものであり,国は各県に割り当て,県が各市町村に割り振っております。我々農家は,それに従って米をつくってまいりました。しかしながら,米価がこのように大きく下落すると,特に大型農家にしわ寄せがいき,今後の設備投資,生産意欲に大きな影響が出てまいります。今の米価が続くのであれば,農業は続けられないということで,廃業を考えている農家がだんだんふえてきております。今後ますます耕作放棄地がふえる可能性が高く,岡山市の農業はどんどん衰退していく状況となっております。 国は,過剰米対策として20万トンを来秋まで倉庫に保管し,価格の浮揚につなげるとのことですが,このような対策だけでは農家の救済にはなりません。高騰している燃油の引き下げや肥料,農薬等資材への助成などさらに突っ込んだ政策が必要と考えます。これらは国の政策になろうと思われますが,岡山市としてはどのような助成,対策を考えていかれるのか,お伺いいたします。 小さな2つ目,農地中間管理事業について。 この事業は,国の農政改革の一環として本年度からスタートしている事業であります。高齢化や後継者不足で使用しなくなった農地を農家から借り受け,意欲ある中核的担い手に貸し出す事業でありますが,岡山県内ではほとんど機能いたしておりません。農地を貸してもいいと申し出たのは,10月末の統計ですが,約200人,80.6ヘクタール,借り手の申し込みは115人,46団体,853.7ヘクタールで,成約にはまるで至っていないとのことであります。ことしのような米価になりますと,農地を借りて規模の拡大を図ろうと考えていた担い手の方も尻込みされるのではと危惧いたしております。 そこで質問させていただきます。 まず,岡山市としての取り組みと岡山市農業委員会取り組み,成果をお示しください。 大きな3つ目として,岡山市の教育問題についてお伺いいたします。 小さな1つ目,頑張る学校応援事業についてお伺いいたします。 岡山市では,7校・校区が選定され,この11月補正予算に700万円の補正が上程されております。選定された学校の使用内容を見ますと,学力対策や生徒指導のさらなる充実に向け,タブレット端末大型テレビの購入などに充てられるそうであります。しかし,このような機器は,教育委員会が市内の全学校の状況を見ながら予算化し,各校に配置すべきものだと考えております。今の時期は,各局から出された要望を査定している時期であると思っております。教育委員会としては,頑張る学校応援事業の選定から外れた学校に設置するため,このような機器の予算要求はどのようにされているのか,まずお聞きいたします。 この頑張る学校応援事業は,学力向上問題行動の解決などに成果を上げている優良実践校を選定し100万円を交付するというもので,今回30校・校区が選定されております。この事業の大きな目標は,成果のあった取り組みをさらに充実させ,授業公開や事例発表などで他の学校に周知し,全県の教育再生につなげることと聞いております。 そこで質問させていただきます。 このような機材を購入することは,それぞれの学校の学力向上には寄与するかもしれませんが,その先の岡山市の学校全体の学力向上問題行動の解決に向けた取り組みが見えてまいりません。教育委員会の今後の方針をお示しください。 小さな2つ目,全国学力テストの結果を受けて。 岡山県教育委員会は,県内の小・中学生に午後9時以降,スマートフォン携帯電話の使用を制限する統一ルールを設ける方針を固めております。家庭での学習時間の確保とともに,スマートフォン利用をめぐるトラブルの防止に向けた取り組みを実施するそうであります。これは2014年度の全国学力テストの結果分析により,スマートフォン携帯電話を使う時間が長いほど成績が下がる傾向が見られ,また同時に実施したアンケートでは,家庭学習時間が1時間未満の子どもが4割に上ること,平日に携帯やスマートフォンを2時間以上使う子どもが3割を占めるという結果が報告されております。 これらのことから,子どもの学力を伸ばしていくのは学校だけの努力では限界があり,家庭と協力して対応する必要があると思われますが,教育委員会としては学校と家庭との連携を今後どのように進めていかれるのか,お伺いいたします。 また,県の教育委員会の方針を受け,岡山市の教育委員会はどのように対応していくのか,お伺いいたします。 大きな4つ目として,干拓地における災害対策についてお伺いいたします。 小さな1つ目,災害避難ビルの確保について。 昨年の11月議会において同じ質問をさせていただいております。今回も同じ質問にいたします。 灘崎地域の干拓地は地盤が軟弱であり,マグニチュード7から8程度の巨大地震が来ると,その揺れは5分ほど続き,児島湖締め切り堤防倉敷川護岸の崩落も考えられ,地震水害のおそれが非常に高く,避難時間も20分から30分と大変に短いものになるということで,小さな子どもたちやお年寄りの方々が逃げおくれてしまうのではないかと心配いたしております。 そのときの答弁で,逃げおくれや液状化等により避難に時間を要する場合も想定されることから,緊急避難先として2カ所の津波避難ビルを指定しているが,さらなる避難場所の拡充を図るため,高台も含め一時避難場所の確保に努めているとのことでした。 また,洪水時における一時避難場所については,既存施設の活用を図ることとしており,民間施設との協定や高台も含め避難場所のさらなる拡充に努めていきますとのことでした。その答弁から1年たちました。その後の状況をお示しください。また,この地区の説明会での内容をお示しください。 大きな5つ目として,空き家リフォーム事業についてお伺いいたします。 先般,岡山県建設労働組合の方たちが住宅リフォーム助成制度の再興を含めた7つの要望を市長に提出されておられます。岡山市としては,2年前の住宅リフォーム事業は国の緊急経済対策事業の一環の事業であり,1年間だけの事業であると言われておりました。しかしながら,現在の経済状況を見ましても,なかなかアベノミクスの経済効果が下々まで波及しておりません。このときの住宅リフォーム事業の助成額はわずかではありましたが,この事業に乗って住宅のリフォームに取り組まれた市民の方々は多くおられたと伺っております。 この事業が終わったことを受け,耐震化がおくれている家屋が多く現存する市としては,まずは岡山市に存在している空き家対策に取り組むため,この事業を立ち上げておられます。しかし,なかなか空き家を改修して他人に貸すという方はおられません。自分が都会から田舎に帰って住まいにするというのであれば改修を考えるかもしれませんが,自分が住まないのであれば,また隣近所に迷惑がかからないのであれば,そのまま放置してしまいます。 現在,岡山市には約5万5,000戸の空き家があるということで,その対策としての空き家リフォーム事業であるならば,さらに踏み込んで解体に対する費用の助成とともに,更地にしても今までどおりの固定資産税に減免する制度を設ければ,もっともっと活用される方がふえてくると考えます。当局の御所見をお伺いいたします。 また,現在のこの事業の活用状況をお示しください。ちなみに,国においては空家等対策の推進に関する特別措置法が11月に成立,その中では撤去費用の補助や撤去後の税制上の措置を講じることとされております。 大きな6つ目として,岡山市における自転車政策についてお伺いいたします。 岡山駅南の市役所筋で整備を進めていた自転車レーンがこのほど完成しております。このレーンは,車道両側の路肩部分に,1.5メートルから2メートル幅員でありますが,青いラインで示され,車と同じ左側走行となっております。また,この市役所筋では今までと同じく歩道上にも自転車走行空間が残されており,歩行者にとっては今までと同じで,自転車に注意を払いながら歩かなければなりません。その対策はどのように考えておられますか。 なお,トラックなどの荷おろしに考慮したスペースも確保されておりますが,その箇所数も少なく,また乗用車の一時停車が頻繁に見受けられ,なかなか自転車レーンを走れない現状があります。 この市役所筋においては,イオンモールが開業し慢性的な渋滞が危惧されており,自転車走行空間が自動車に占拠されるおそれがあります。このことに対する対策はどのようにされるのでしょうか。 また,桃太郎大通りの歩道部分に整備されている自転車走行空間についても,市役所筋と同じような青いラインを引き,岡山市内はどこへ行っても同じ表示に統一していただきたいと考えますが,今後の計画をお示しください。 また,駐輪スペースがまだまだ足りておりません。そのような中,東京都港区の品川駅東口に機械式駐輪システムが設置されている記事を見ました。直径8.1メートル,深さ11.6メートルの地下駐輪場であります。この1基だけで204台の自転車の駐輪が可能であり,自転車先進都市をうたっている岡山市も検討してみる必要があるのではと思い紹介させていただきました。当局の今後の岡山市中心部における駐輪対策をお伺いいたします。 以上で第1回目の質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○則武宣弘議長  当局の答弁を求めます。 ◎那須正己保健福祉局長  1つ目の項,子育て支援の中で,子ども医療費助成の拡充についてお答えします。 有識者による検討会では,政令市や県内他市町村の助成状況等の資料もお示しして,対象の拡大範囲をどう考えるか,負担のあり方をどう考えるか,医療機関等への影響をどう考えるかの3点を中心に御意見をいただきました。 今回の拡充による市の財政負担ですが,小学6年生まで1割負担で約8.8億円が必要と試算しております。仮に,自己負担なしで小学6年生まで拡充した場合で試算すると,約13億円が必要となります。これらを含め総合的に判断して今回の拡充とさせていただいた次第でございます。 以上でございます。 ◎荒木誠岡山っ子育成局長  同じ項,保育制度についての御質問にお答えいたします。 規則改正,それから利用要件の緩和についてです。 保育園の入園の要件は,保護者の方の就労や病気,介護等の理由により家庭での保育ができない場合が前提です。このため,保護者の方が育児休業を取得する場合,一般には家庭での保育が可能と考え,要件から外れることとなります。ただし,翌年度に小学校への進学を控えている5歳児については,継続して通園できるよう配慮しております。さらに,育児休業から職場復帰する際には,児童も以前と同じ保育園に再度入園しやすいよう配慮し,入園の調整を行っております。 また,国は新制度施行に伴い,虐待や障害のある場合等は入園調整の際に優先利用の方針を示していますが,育児休業中や求職活動中等の取り扱いを含め,待機児童の新しい基準はまだ明らかにされておりません。いずれにしましても,本市では国の制度改正等に応じて入園利用調整に関する要綱は適宜見直しを図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎柴田一郎第一農業委員会会長職務代理者  農地中間管理事業について,農業委員会としての取り組みについての御質問にお答えいたします。 農地中間管理事業については,都道府県に1つということで,岡山県では岡山県農林漁業担い手育成財団が実施主体として行うこととされております。 農地中間管理事業では,地域内に分散し錯綜した農地の利用集積をする必要がある場合や耕作放棄地等について,農地中間管理機構が借り受け,担い手にまとまりのある形で貸し付けを行うこととされており,地域の実情に即した農地の適正な利用や農地の集約化による経営基盤の強化が図られるものと期待しております。 農業委員会では,遊休農地等の農業上の利用の意向について中間管理機構に通知する必要があることから,現在実施している利用状況調査の結果を踏まえ,遊休農地の所有者等に対し農地中間管理機構を利用するか,あるいは貸し付けるか,またはみずから耕作するかなどの利用意向調査を行う予定にしております。 以上でございます。 ◎大月秀樹経済局長  同じ項,まず米価下落対策について,市として助成,対策を考えているかとのお尋ねにお答えいたします。 米価の下落につきましては,生産者の皆さんにとって厳しいものとの認識を持っております。生産者の皆様には,需要に応じた生産,高値で売る,あるいは生産コスト削減などの努力をしていただくこと,これらにつきまして国のさまざまな支援策を市として活用してまいりたいと考えております。また,認定農業者等を対象とした米価の下落により収入が減少した場合のセーフティーネットへの加入が進むよう努めてまいりたいと思います。 本市の独自の施策としては,我が国全体の米の消費量が減り続けることが予測されている中,現在米粉料理教室など米の消費拡大の取り組みを行っております。このような取り組みは,即効性はないかもしれませんが,重要な取り組みであると認識しております。今後,米全体の消費を拡大することはもちろんですが,岡山の米の販売価格が少しでも上がるよう市としてできることはないか,市,JA等集荷業者あるいは大規模稲作農家,農業普及指導センター等が構成員となっております岡山市地域農業再生協議会においても,構成員の皆様とも認識を共有しながら検討してまいりたいと考えております。 続きまして,農地中間管理事業について,市の取り組みと成果についてでございます。 農地中間管理事業についての市の取り組みでございますが,岡山県内ではことし4月から農地中間管理事業が始まりました。ことし8月には農業委員会だよりへの記事掲載をお願いし,農業者の皆さんに対するPRを行いました。 また,担い手等へ農地の集約が進むよう市として従来から取り組んできたところですが,平成24年度から市内を13のブロックに分け,どのように集積を進めるかを示す人・農地プランを作成しており,毎年その内容を見直すため,ブロックごとに説明会を開催しております。ことしは9月に全13ブロックごとに行った説明会におきまして,農地中間管理機構の担当者にも参加していただき,事業の内容の説明をしていただきました。 また,本庁及び各区役所の担当課窓口に農地中間管理事業の申請用紙を準備し,利用者からの相談に応じております。さらに,農地中間管理事業を活用した農地の出し手に対して一定の条件のもとに協力金を交付する国の事業があります。市におきましては,その交付事務を担っております。 成果でございますが,現時点ではまだ成立した案件はございませんが,何件かの相談はいただいており,年度内には数件の実績が見込まれております。今後とも担い手等への農地の集積が進むよう努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◎山脇健教育長  3の岡山市の教育問題についての項で,頑張る学校応援事業に関しまして,まず選定外の学校の予算要求はどうしているのかというお尋ねでございますが,大型テレビにつきましては小学校は全教室に入っているわけでございまして,タブレット端末や中学校の大型テレビにつきましては,各学校が必要に応じて配当された予算の範囲内で計画的に購入していくということになるわけでございます。 次に,学力向上問題行動等の解決に向けて優良実践校取り組みをどう広めるのかというお尋ねでございますが,この優良実践校取り組みにつきましては,実践発表の場を設けたり,また各種研修会や岡山市ホームページでの周知を図ったりすることなどによりまして市全体に広めていきたいと考えておるところでございます。 次に,全国学力テストの結果を受けて,学校と家庭との連携,またスマートフォンへの対応というお尋ねでございます。 岡山市では,これまで家庭学習の充実を図る取り組みをまとめた事例集というものを作成してきております。この中には,例えば連絡帳に家庭学習の時間や内容を記入する欄を設け,学校と家庭の両方で子どもの家庭学習の状況を確認できるような取り組みや学校と家庭で協力してテレビやゲームの時間を減らすような取り組みが掲載されております。今後もこの事例集をしっかり活用して好事例の積極的な周知を図り,学校と家庭の連携が進むように努めていきたいと考えております。 スマートフォン携帯電話などの使い方につきましては,岡山市では学校で生徒会や児童会の取り組みとして,まずは子ども同士の話し合いをもとに問題意識を育てること,そしてPTAや地域と一緒になって各家庭でのルールづくりを進めていきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ◎奥野淳子危機管理担当局長・女性が輝くまちづくり担当局長  4の干拓地における災害対策についての項,津波や洪水時における一時避難場所の拡充,それから地区の説明会での内容についてお答えいたします。 災害の種別ごとに当該災害から緊急に避難することができる避難場所を確保することは,非常に重要であると認識しており,より多くの避難場所を確保するという観点から,民間施設との協定締結を進めており,灘崎地域ではその後新たな津波避難ビルの協定はありませんが,高台については調査を進めているところです。 なお,昨年度実施した防災に関する市民説明会や出前講座において,地域の災害特性に応じた説明を行い,津波の場合は原則として早期に浸水想定区域外へ避難行動をとっていただきたい,洪水等の場合は2階以上への垂直避難も考慮することをお願いしているところです。 以上です。 ◎山崎康司都市整備局長  5の空き家リフォーム事業について,解体に対する費用の助成,固定資産税の減免,現在の事業の活用状況についてお答えいたします。 いわゆる空家対策特別措置法においては,市町村は放置すれば倒壊など著しく危険となるおそれがある特定空家等について,一定の手続を経た上で撤去などの行政代執行ができることとされております。しかしながら,その実行に至るまでに所有者みずからが自主的に老朽空き家を除去するよう促すことが費用対効果の面からも適切であると考えており,今後撤去費用の補助も含めて自主的な除却を促す何らかのインセンティブ策の検討を要すると考えております。 議員御提案の撤去後の固定資産税の減免についても,報道によると今般の特別措置法の成立を受けて,国が早ければ平成28年から同特別措置法に基づく特定空家等について固定資産税のいわゆる住宅用地特例の対象外とすることを検討しているとのことであり,その効果を見きわめてまいりたいと考えております。 また,空き家再生(リフォーム)活用促進モデル事業の現在の活用状況については,楠木議員の御質問にお答えしたとおりでございます。 次に,6の岡山市における自転車政策について順次お答えいたします。 まず,完成した市役所筋自転車レーンについてお答えいたします。 自転車は,原則車道左側の自転車レーンを通行しなければなりませんが,自転車利用者の中には幼児を乗せた母親や高齢者など車道を通行するのは不安と感じられる方,目的地までが遠回りとなるため逆向きに走行したい方がおられることなどから,市役所筋ではこれまでどおり歩道の通行ができることとしております。 また,市役所筋では,去る11月25日から来年2月20日までの約3カ月間の予定で指導員を配置し,車道を逆走する自転車や荷さばき車両及び一般の駐車車両に対する指導,誘導などを行っているところであり,今後歩行者の安全確保のため,歩道内を通行する自転車に対する徐行の呼びかけも行ってまいりたいと考えております。 次に,桃太郎大通りの歩道部分に整備する自転車走行空間についてお答えいたします。 岡山市では,車道に設ける自転車レーンについて,視認性を高めるため青色のラインを引くこととしておりますが,歩道内に自転車走行空間を設ける場合は白線で分離することとしております。桃太郎大通りでは,車道に自転車レーンを設けることが困難なため,歩道内に白線を引き歩行者と自転車を分離していますが,視認性を高めるため歩行者が通行する部分と自転車が通行する部分を路面の色で区分することとし,今年度から歩道のブロックの敷設がえを行うこととしております。まず,岡山駅前から西川緑道公園までの道路北側の歩道において整備を行い,その後順次城下交差点までの区間について両側の歩道の整備を行うこととしております。 次に,この項最後ですが,中心部における今後の駐輪対策についてお答えいたします。 中心部における駐輪対策につきましては,自転車先進都市おかやま実行戦略において,桃太郎大通りと表町周辺を早期に対策が必要なエリアと位置づけております。 桃太郎大通りでは,ことし4月に岡山駅前から西川緑道公園までの区間において,歩道に民設民営方式の路上駐輪場を整備したところ,放置自転車が非常に少なくなり,大きな効果が発揮されました。このため,同路線の西川緑道公園から城下交差点までの区間についても同じ方式で路上駐輪場を整備することとしており,来年7月のオープンを目指し準備を進めているところです。 表町周辺については,現在昨年度実施した実態調査の結果に基づき,駐輪場を整備する場所やその手法等について検討しているところです。今後,議員御提案の地下タワー式駐輪場も選択肢の一つとして検討し,できるだけ早期に表町周辺の駐輪場整備に着手したいと考えております。 以上でございます。     〔11番藤原哲之議員登壇〕 ◆11番(藤原哲之議員)  御答弁ありがとうございました。 それでは,順次再質問させていただきます。 まず,子ども・子育て支援についてでありますけど,日本創成会議の増田元総務相は,日本の人口を1億人弱に食いとめるためには,若者の結婚,出産への意欲を阻害する要因をきちんと取り除くことが大切であり,その取り組みは早ければ早いほど効果的であると述べられております。今回指摘させていただいた保育の問題も子ども医療費の無償化の問題も,人口減少問題の解決に向けた第一歩になると考えたからであります。 先日の東原議員の出生率問題のときの答弁で市長が述べられたとおり,安心して子どもを産み育てられる岡山市にしていかなければならないと考えております。また,その施策の実施は,早ければ早いほど効果があらわれてまいります。育休中においても保育園での受け入れ,そして近隣都市と足並みをそろえどの地域の病院に通っても,その地域の子どもと同じ扱いとなるように子ども医療費の無償化へ取り組んでいただきたいと考えております。これらの施策は,若い方々の子育ての大きな支援となります。今の岡山市の施策では不十分であります。早急な見直しが必要と考えておりますが,当局の御所見をお伺いいたします。 次に,米価の下落対策についてであります。 ある地区の農家組合長をされていた方が,もう農機具を売り払って米づくりをやめると話していました。その地区の農家の代表者がそのように言われております。それほど厳しい状況が出てきております。ことしの対策は無理としても,来年に向けた取り組み,対策が必要と考えております。当局には,十分現状を認識していただき,取り組んでいただきたいと考えております。よろしくお願いします。 岡山市における教育問題についてであります。 頑張る学校応援事業は,3年続くと伺っております。来年度,岡山市はこの事業に参加されるのでしょうか。参加されるのであれば,岡山市は何校推薦されるのでしょうか,今年度と同数でしょうか。私としては,この事業には岡山市は参加してほしくないと考えております。岡山市は,もう独自の考え方,やり方で教育行政に取り組んでいける政令指定都市となっておるからであります。 次の災害対策につきましては,引き続きこの地区の住民が安心して暮らしていけるように十分に御配慮を願いたいと考えております。 次に,空き家リフォーム事業についてであります。 空家等対策の推進に関する特別措置法が成立しております。今後の空き家に対する方策も変わってこざるを得ない状況になってきております。岡山市としても,余り利用されていない現在の事業を見直していただきたい,岡山市独自の政策を考えていただきたいと思っております。空き家リフォーム事業という名前が邪魔をしているのであれば,来年度から空き家対策事業とでも名前を変え,危ない廃屋など撤去しやすいよう,撤去に対する補助や税制上の何らかの措置を考えていただきたいと思っております。当局の御所見をお伺いいたします。 岡山市の自転車政策についてであります。 岡山市における自転車レーンについて,せめて中心市街地においてはラインとか表示などは統一していただきたいと考えております。先年視察させていただいたオランダにおきましては,田舎に行っても自転車レーンには焦げ茶色のカラー舗装がされておりました。さすが自転車先進国であると感心させられました。岡山市においても,まずは中心部の統一をし,その後順次郊外に延ばしていく方策をとっていただきたいと思っております。歩道のインターロッキングにしても,色彩などは中心部全部統一していただきたいと考えておりますが,御所見をお伺いし,これで再質問を終わらせていただきます。 ○則武宣弘議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  では,藤原議員の御質問の冒頭部分,子育て支援について再質問にお答えしたいと思います。 出生率の向上,これから人口減対策としてはもちろん重要でありますし,私としては女性が輝くまちづくり,そういう面からも重要であると思います。その中で,2つの視点を言われていたわけでありますが,まず1つのそういう保育環境といいますかね,そういった整備であります。 実は,私も市長になって1年間,この話はいろいろと議論させていただきましたけども,待機児童とよく言われるその定義というのが本当にばらばらになっているんですね。私も保留児という,保留児解消というのを何のちゅうちょもなく当初使っていたというのはちょっとおかしいじゃないかということをこの中でも提起したことがあると思います。 例えば,岡山市の場合は,求職中のお母さんが保育園に入れたいといった場合は,これは待機児童には入れていないんです。横浜市の場合は,この求職中のお母さんの場合,2つに分けて入れているんです。例えば,ネットなどで職を求めていく,そういった方まではプラスに入れていないんですけども,実際上ハローワークに行ったりいろんな活動をされている方については待機児童の中に入れている。そういう面では,岡山市のほうが横浜市に比べて待機児童の概念というのが狭いんです。私は,その待機児童そのものの定義が変わってくるというのも,ひとつ我々がこれから子育て支援をしていかなければならないというときに,それぞれのまち,市町村が定義が違ってやっていくというのはおかしいだろうと思って考えていかなきゃいけないということもこの場で申し上げたんですけども,ただそういう実態をある程度知って今国が議論しているというんであれば,ちょっと国の動きを見ていかなきゃいかんというような状況になっております。 それで,藤原議員の御指摘のような例,確かにあるだろうなと私も思います。実態は,荒木局長がお話し申し上げたとおりでありますけども,国としても今これ非常に力を入れようとしているところで,入れているですかね,入れているところであると思うんで,我々としてはそういう国の動向などもよく見ながら,柔軟な対応は図っていきたいと思います。 ただし,医療費の助成については,少し藤原議員と私の考えが違うところがあります。御意見はよくわかるところもあるんですけれども,やはり小児科医の負担の問題等,そしてコスト意識を持ってもらうとか,いろんな要素で我々もさまざまな方の意見も聞きながらこういう決断をさせていただきました。平成28年4月に向けて,その考え方でとりあえずといいますかね,やらせていただこうと思っておりますので,よろしくお願い申し上げたいと思います。 以上です。 ◎山脇健教育長  頑張る学校応援事業につきまして,来年度も参加するのか,そしてまた何校推薦するのかという御質問でございますが,現段階では来年度どうなるのか,3年程度ということをお聞きはしております。しかし,来年度の要綱が今示されておりませんので,その要綱が示された上で,やはりことし同様,岡山市としては主体的に岡山市の考えを持って対応していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ◎山崎康司都市整備局長  まず,空き家対策についてでございます。 やはり,空き家被害の未然防止と迅速な解決の観点から,再生活用と,それから除却の両面からの施策を講ずることが重要であると認識しております。今般の空家対策特別措置法の成立を契機に,現在の再生活用を促すためのリフォーム助成とともに,議員御指摘の円滑な除却を促すためのインセンティブ策,助成につきましても検討する必要があろうかと考えております。今後,名称も含めてになろうかと思いますが,関係部局とも協議しながらこのモデル事業の見直しを検討してまいりたいと考えております。 それから,税制上の措置につきましては,現在国のほうで検討しております固定資産税におけるいわゆる住宅用地特例の扱いの見直しを注視してまいりたいと考えております。 それから,岡山市の自転車政策について,自転車レーンの色彩などの統一をという御質問でございます。 車道に設けます自転車レーンにつきましては,青色のラインで統一することとしております。郊外において自転車レーンを整備する際も統一してまいりたいと考えております。それから,歩道のインターロッキングにつきましても,色彩を統一することで自転車利用者にとって通行すべき場所が認識しやすくなると考えておりますので,歩道内の自転車の走行空間を整備する際には,できるだけ統一した色彩となるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    則武宣弘議長  以上で藤原哲之議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして福吉議員。     〔22番福吉智徳議員登壇,拍手〕 ◆22番(福吉智徳議員)  皆さんおはようございます。公明党岡山市議団の南区選出の福吉智徳です。(笑声) といいますのが,きょう実は登壇する男性議員,全員南区ということで,きょうは南区デーで爽やかにやりましょうというような話をしようと思いよったところだったんですけれども,先ほど藤原哲之議員のほうからも御紹介がありました,きょう県の選管から出てきたいわゆる広報ですね,選挙区図,南区役所の位置が違うんです。南区役所の位置が違う,いわゆる今の灘崎支所のところに南区役所の位置を書いている。 これ実を言うと,大変大きな問題であります。1区内に住んでいる南区の方が,いわゆる期日前投票をされようとしたときに,今までは市場に行かれていたんです。市場に行って期日前投票をされていた。今回は,区役所が浦安にできましたから,そこへ行って投票しましょうということで市場を閉鎖して新しい南区役所に行って期日前投票をしたりするわけですけれども,それを知らない方がこの地図を見て灘崎支所のほうに期日前投票に行った場合,そこは岡山の2区になりますので名簿がないんです。投票はできません。わざわざ遠い,実は30分ぐらいかかるんですよ,1区内から行くのに。そうなると,そりゃ有権者の方は怒りますよ。こういう問題は本当に大きな問題です。しっかりと市の選管から県の選管のほうに強く抗議していただきたいと思っております。 あわせまして,やっぱり同じ行政区の中で1区があり2区があり3区がありというような区割りもどうなのかなと感じておりますので,これもあわせて国のほうへしっかりと要望していただきたい,言っていただきたいと思います。 それでは,通告に従い質問いたします。 1,保育支援員の配置について。 大森市長は,市長提案理由の説明で,平成26年度補正予算案の中,国・県支出金の決定を受けて,私立保育園に対して保育支援員の配置に要する費用の一部を助成することについて説明がありました。 この制度は,保育士の負担軽減のため,給食の配膳や後片づけなどの雑務を保育士資格がなくても手助けすることができるとして,人員配置できる費用を助成するものです。このことは,保育士不足に大変苦慮している現場からすると,評価できるものと考えられます。 そこで質問いたします。 (1)この制度について,市内私立保育園へどのように周知されますか。また,既に問い合わせ等がありますか,反応状況があればお示しください。 (2)この制度により期待される効果について考えをお示しください。 (3)この制度は,私立の保育園へ適用されますが,岡山市立の保育園に対してはどのような考えなのか,お示しください。 次に,保育園現場でよく耳にするのが,パートの保育士が入っても,短時間だったり,早番,遅番ができなかったり,提出書類を書かないことを条件にしていたりと,正規の保育士から見ると負担軽減につながっていないようです。それでも,預かる子どもの数が多過ぎるので,適正な保育士の数を確保しなければなりません。各園とも創意工夫して何とか仕事のやりくりをし,休憩時間に書類を書き,場合によっては自宅で書類を書いている状況だとお伺いしています。 無理もありません。最近は,発達障害の疑いのある子どもや虐待されている子どももふえており,虐待とまで行かないまでも子育てが上手にできない保護者もふえている状況で,子どもから目が離せない状況が続いているとのことです。 その上で,1人の保育士が書かなければならない書類は,次のようなものです。月指導計画,これは学年・組単位,毎月提出。週指導計画,学年・組単位,毎週提出。個人指導計画,これはゼロ歳児から2歳児が対象で,個人単位,毎月提出。なお,この個人指導計画は,観察記録のようなものです。次に,児童票,個人単位,毎月提出ですが,これは健康状態,家庭状況,保育の記録といったものが5種類もあり,全て個人単位で記入し,毎月の提出物になります。 さらに,これ以外にも学級通信,学年・組単位,毎月提出。虐待等の疑いがある子どもがあれば市へ報告する家庭児童近況連絡票,これは該当者のみ,毎月提出。イベントがあれば,子どもたちの様子や参加された地域の方々の様子を記入する地域交流保育メモがあります。これは該当イベントがあったときに提出になります。また,園での行事に対して,当番保育士が記入する行事記録簿があり,これは毎月必ず行事があるので毎月の提出になっているようです。 このように数多くの書類を書いている現状があり,先ほど紹介したように,パートの保育士が書類を書かないことを条件にしていることもうなずけます。言いかえれば,書類記入が保育士を募集してもなかなかなりたがらない原因の一つと考えられます。また,県外からお嫁に来て,岡山で保育士として働くようになった方が,岡山は書く内容も書類も多い,今までこんなに書いたことはなかったとおっしゃっていました。 これらを踏まえ質問いたします。 (4)さきの保育支援制度をうまく活用し,保育士の書類作成のために業務内容,計画等を聞き取り,文書化させるコーディネーターのような方を雇用し,保育士の書類作成の負担軽減につなげることも考えられるのではないでしょうか。この制度の活用例などありましたらお考えをお示しください。 (5)書類の種類,内容を精査し,必要,不必要,改修と整理すべきと考えます。中には,園の特色を出すために内規のようなものもあるとは思われますが,思い切った書類改革が必要と考えます。御所見を伺います。また,他都市の状況について掌握していることがあればお示しください。 (6)次に,保育士の負担を重くしているものとして,各種研修会への参加が言われております。これも一度精査すべきと考えますが,御所見を伺います。 続きまして,2,岡山市中高層建築物に関する指導要綱について。 地域の住宅地において,マンションなど中層,高層の建築物の建設計画を知った近隣住民の方から,その建設計画に対する心配やどのように対応したらよいかなど御相談をいただくことが間々あります。場合によっては,不幸にして建設反対運動に発展するなど,地域の中で紛争に至ることもあります。 過日,私も南区の大福地内において住宅の敷地そばに高さ10メートルほどの倉庫が建設予定となり,どうしたらよいかと相談を受けたところです。幸いにして,倉庫のオーナーは地元住民との話し合いを快く受けていただき,現在調整中で,建設反対運動には至っておりません。 本市では,このような紛争を未然に防止し,地域の良好な住環境を保全することを目的に,岡山市中高層建築物に関する指導要綱に基づいて対応していただいているところですが,この指導要綱について,さらに効果を発揮するよう改正しようとする考えが示されています。 そこで質問いたします。 (1)現在検討している指導要綱の改正について,その内容をお示しください。 (2)改正の時期はいつごろを考えているのでしょうか。 (3)改正により期待される効果について考えをお示しください。 以上で1回目の質問を終わります。 よろしく御答弁お願いいたします。(拍手) ○則武宣弘議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,福吉議員の御質問にお答えしたいと思います。 私は,中高層建築物に関する指導要綱の件を一括してお答えしたいと思います。 岡山市中高層建築物に関する指導要綱につきましては,建築主と近隣住民との間に生じる相隣関係の紛争を未然に防止することを目的として,建築主に対して事前の説明,協議を行うことを求めているものであります。今日まで一定の効果があったことを認識しているところですが,さらにその効果を発揮させるために,やっぱり一定の内容の見直しを行わなければならないという判断に至ったところであります。 具体的な改正の内容につきましては,計画建物の敷地周辺で説明,協議を求める対象範囲を現在は隣接地に限定しているわけでありますが,敷地境界線から水平距離10メートルの範囲まで一律に広げるとともに,建物の規模や高さによる影響も考慮し,建物の高さと同じ水平距離の範囲についても追加することや,中高層建築物の建築計画書の提出時期を建築基準法に基づく建築確認申請の提出予定日の30日以上前と規定することなどとしております。 期待される効果といたしましては,対象範囲を拡大することと手続時期を明確にすることにより,建築主と広く近隣住民との相互の理解をより一層深めていただけるのではないかと考えてのことでございます。 改正の時期につきましては,建築関係団体等への十分な周知,啓発を行う必要があることから,平成27年4月からの施行と考えております。岡山市といたしましては,今後も引き続き建築主と近隣住民との紛争の未然防止と相互理解に向けて,建築主に対してより適切な指導に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◎荒木誠岡山っ子育成局長  1の保育支援員の配置についての項,一連の御質問に順次お答えいたします。 まず,私立保育園への周知,反応,それから効果,活用例について一括してお答えいたします。 保育体制強化事業は,地域住民や子育て経験者などの地域の多様な人材を保育支援者として雇用し,設備,遊具の片づけや清掃など保育の周辺業務に従事してもらうもので,保育士の負担を軽減し,保育の体制強化を図ることにより,保育士の就業継続を確保し,保育士が働きやすい職場環境を整備する効果があるものと考えております。 私立保育園に対しましては,支援条件を含む事業概要をお知らせするとともに,意向調査を行い,23園から事業参加の希望が寄せられています。また,本制度の活用例としましては,遊び場所の整頓,清掃,給食の配膳,遊具の消毒,寝具の用意,後片づけなど保育士の負担軽減につながるさまざまな業務が挙げられるものと考えております。 次に,岡山市立の保育園に対してはどのような考えかとのお尋ねについてです。 このたびの国の制度は,公立の保育園は対象になっておりませんが,私立同様に保育ニーズの増大に対応する保育士の確保が年々困難となっております。岡山市の公立保育園では,これまで洗濯や掃除等の用務パートを配置して保育の周辺業務に対応しておりますが,引き続き保育士の負担軽減につながるような保育体制の推進に努めてまいりたいと考えております。 次に,書類改革,他都市の状況,研修会への参加について一括してお答えいたします。 保育園の書類には,児童票や指導計画書など,園児の状況や発育の記録となるものや児童の年齢に応じた指導を行うための計画書など,いずれの保育園でも必要で基本となるものがあります。また,保護者の方への連絡文や庶務的な帳簿など,園により内容が異なるものもあります。これまで事務的な書類を中心として書類の簡素化や整理を検討してまいりましたが,引き続き他都市の状況を参考としながら,一層の事務の負担軽減を図ってまいりたいと考えております。 また,子どもの健やかな育ちを支えるためには,保育士の資質向上は非常に重要なものでありますが,一方では日々の保育業務に支障を来すことのないよう研修内容を精査してまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔22番福吉智徳議員登壇〕 ◆22番(福吉智徳議員)  御答弁ありがとうございました。 再質では1点,保育士のことでお伺いしたいと思います。 今,保育士の確保が大変重要になっているということで,現場の保育園の先生方がいろんな人脈を使って,例えば自分の子どもの同級生のお母さんが保育士の資格を持っているということを聞きつけて声かけしてみたりだとか,いろいろ工夫してやっているみたいなんですね。その中で,よく言われるのが,最初に言った書類をたくさん書かなきゃいけないからというのを理由にして,もうそんなんできないわと言われている。だけど,根底はやっぱり子どもさんですよね。子どもさんの命を守らなきゃいけないということで,一時期,結婚と同時に保育現場から離れて,そこまでの責任が果たせるだろうかということで,もう一度保育現場に戻る勇気というのがなかなか踏み出せない。それで,ついつい口に出てしまうのが,書類がたくさんあるよね,もう目も遠くなったし書けないしと言っている部分も中にはあるのかなと聞いております。 そういった面で,じゃあ一つの障害となっている書類作成という部分については,本当にたくさんの書類を1人の保育士さんがやっぱり書いていかなきゃいけませんし,本文でも触れましたように,発達障害の方や,それから保護者も今は本当に大変な保護者がたくさんふえているということで,保護者との対応にも大変苦慮されているということもありますので,一つ一つ丁寧に書類改革をしていただきたいと思っております。 その書類作成の中で,もう一つ言われているのは,園長先生初めいろんな管理職の方がいらっしゃって,若い先生方をしっかりと育てていこうという面で,その文書をしっかり書くことによって自分のものにしてもらいたいという,こういう思いがあるわけですよね,片一方では。保育士を育てるという意味で書類を書いていただくと。平時ではそれでいいんでしょうけど,今はやっぱり平時ではないということで,そういった管理職の方の意識改革,どうしても必要なことは書かなきゃいけないでしょうけれども,でも年1回書けばいいようなところはもう簡素化していったり,またパソコンでデータ化していってやるような,管理職の意識改革というのも必要だと思っております。そういった管理職への指導等どのようにしていくのか,御所見があればお聞かせ願いたいと思います。 以上で再質を終わります。 ○則武宣弘議長  当局の答弁を求めます。 ◎荒木誠岡山っ子育成局長  今議員御指摘のように,保育園の状況は公立,私立とも大変厳しい状況があります。保育士の処遇改善に努め,保育士を目指す若い方たちを初めとした人材の確保とか職場環境の改善を図るために,関係する書式,記載方法とか,他都市の状況,現場の職員の意見を聞いて,一層の事務の軽減を検討してまいりたいと考えております。 また,管理者の意識改革ということで,施設の管理者である園長の果たす役割も大変大きいと考えており,現場を指導する担当課と園長が十分な協議を行って改善に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○則武宣弘議長  以上で福吉議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして礒谷議員。     〔28番礒谷和行議員登壇,拍手〕 ◆28番(礒谷和行議員)  皆さんおはようございます。また,傍聴席の皆さんおはようございます。自由民主党・無所属の会の礒谷和行でございます。 11月定例市議会個人質問4日目の3番手を務めさせていただきます。しばらくの間御清聴よろしくお願いします。 まずは,大森市長にお礼を申し上げます。岡山市・富川市友好都市議員連盟の会長として,友好都市の展示ルームを市役所1階に開設していただき,多くの市民の方に紹介できること,ありがとうございます。今後とも私も国際交流に頑張ってまいりたいと思っております。 さて,今回の衆議院選挙,アベノミクスという経済政策が主な論点で,思い返せば2年前1ドル80円を切るような状況で,輸出している製造業の皆さん,非常に危機感があり音を上げておりした。また,日本全体に閉塞感が蔓延し,このまま日本は沈没するんじゃないかと思われておりました。2年たった今,少し明るくなってきております。このまま景気が回復するよう地方創生に取り組んでいき,活力ある日本を取り戻さなければなりません。 それでは,通告に従い質問に入らさせていただきます。 大森市長は,提案理由説明の中で,指定都市岡山には圏域の中心都市として都市圏全体を牽引し,住民の暮らしを支える役割が期待されているとし,去る11月17日に近隣13の自治体の市長,町長と懇談し,自治体の枠を超えた広域的な施策を実施していくことの必要性について,おおむね意見の一致を見たと述べられておりました。 これからの自治体は,広域連携を行い,行政の効率化を求めなければならない時代となってきているのではないかと思います。既に,環境局では近隣他都市のごみ処理,焼却の受け入れを行い,広域連携は既に行ってきていますし,経済局では観光ルート開発において他都市との連携を模索しようとしております。 そこでお尋ねいたします。 1番目,観光ルート開発について。 本年7月に岡山市の友好都市である韓国・富川市の議員より,岡山市を中心として朝鮮通信使の博物館がある牛窓を含め,倉敷等観光ルートの開発を行っていただきたいとの要望を受け,去る9月議会で小川議員が提案していましたが,どこまで話が進んでいるのか,お示しください。 次に,岡山市の消防局と玉野市消防本部の連携についてお尋ねしたいと思います。 私の住む光南台地区の救急車,消防車の南消防署よりの到着時間は,小串学区大引では距離にして約15キロメーター,所要時間大体20分かかります。時間帯によっては,救急車等が電話してから30分以上かかるようなときもあります。一方,玉野市消防出張所──これは東児にありますが──よりの到着時間は,東児出張所より小串学区大引地区まで6.1キロメーター,10分弱でございます。広域連携することによって,学区の安全・安心の確保が一段と改善されると考えられますが,お考えをお示しください。 次に,山間周辺部の交通手段についてお尋ねしたいと思います。 最近,買い物難民という言葉をよく耳にするようになりました。高齢化が進むにつれ,特に山間部では日常生活を送る上での不便な面が浮き彫りにされております。そこで広域連携という視点で,コミュニティバスの運行範囲拡大について提案させていただきたいと思います。 牧山では,交通手段として一番に考えられるのは自家用車でございます。公共交通機関としてはJRがありますが,JR駅までの距離がかなり遠く,駅まで徒歩や自転車で行くとなると限られた人しか利用できなくなります。一方で,近隣山間部に当たる御津地区や建部地区には,コミュニティバスが運行しております。それでは,なぜそのコミュニティバスが牧山には運行されないのでしょうか。もう少し運行範囲を広げて津山線の駅,例えば牧山駅,玉柏駅まで運行範囲を広げていただければ,牧山の人がコミュニティバスを利用することができるようになると思いますが,お考えをお示しください。 次に,県道金甲山線の改良工事についてお聞きしたいと思います。 県道金甲山線のうち玉野市との境界に近い岡山市域の県道の改良工事について,我々岡山市民である光南台地区の皆様は余り必要性を感じず,要望はしておりません。がしかし,玉野市民側から見ると,ぜひ県道の改良工事をやっていただきたいという要望は以前よりあり,以前は岡山県が取り組んでおりましたが,今は岡山市が政令市となり県道については岡山市が担当ということで,玉野市民の要望がなかなか届かなくなっております。このようなケースの場合,広域連携の考えで取り組むべきと考えますが,お考えをお示しください。 以上で1回目の質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○則武宣弘議長  当局の答弁を求めます。 ◎大月秀樹経済局長  まず,広域連携と行政の効率化について,観光ルートの開発についてのお尋ねにお答えさせていただきます。 広域観光の推進は,各自治体の観光資源を相互に結びつけ,エリア全体の魅力を高めることにより観光客の誘致につながるものと考えておりまして,現在倉敷市とは「岡山・倉敷」観光推進協議会において広域観光ルートの充実等を目的に観光キャンペーンあるいはPR事業などに取り組んでおります。 さらに,備前県民局管内の市町,団体等で構成されます「来てみられぇ!備前おかやま再発見プロジェクト委員会」にも参画し,瀬戸内市を含めた関係職員とバスツアーのコースの検討等の協議を行っており,一定の情報の共有と協力関係は構築できているものと認識しております。 また,平成28年度の4月から6月にかけまして,JRグループ旅客6社と県内自治体等で実施するデスティネーションキャンペーンが実施されます。これには多くの観光客の来訪が見込まれますことから,この機会を逃さぬよう,これまで培ってきた近隣他都市との協力関係を生かし働きかけを行うことなど,魅力ある広域観光の可能性を今後とも検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎山崎康司都市整備局長  同じ項で,牧山地区における交通手段の確保についてお答えいたします。 生活交通の確保に向けての岡山市の取り組みは,自民党・無所属の会の川本議員にお答えしたとおりですが,牧山地区においても地域の方々が意欲を持って主体的に生活交通の確保に取り組もうとされる場合においては,まずはお話をお伺いし,御津・建部コミュニティバスなどの先進事例の紹介やニーズ調査への協力などを行ってまいりたいと考えております。 次に,県道金甲山線の改良工事についてお答えいたします。 県道金甲山線につきましては,玉野市との市境に近い山岳部の急カーブ箇所において2車線は確保されているものの曲線半径が小さく,大型車両は車線をはみ出すなどの状況になっております。 この箇所について,政令市移行以前には岡山県が線形改良と拡幅について計画を立案し,事業を推進しようとしましたが,用地取得が難航し,事業化を断念したと聞いております。その後,政令市に移行した岡山市に対して玉野市長からも当該箇所の拡幅改良あるいはバイパス整備の要望をいただいたことから,市では事業化に向けて検討しましたが,拡幅改良については以前と同様に用地の問題で,バイパス整備は瀬戸内海国立公園区域内にあり,切り盛り土等により景観を壊すおそれがあること,トンネルにすれば事業費が膨大であることなどから改良は困難な状況であり,玉野市とも協議し,当該箇所に反射板の設置や滑りどめ舗装の施工など通行の安全向上に努めてきたところです。 県道金甲山線は,岡山市と玉野市を結ぶ重要な路線であり,今後も安全で円滑な通行が図られるよう可能な対策に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎長瀬正典消防局長  同じ項,玉野市消防本部との連携についての御質問をいただきました。 当局は,玉野市を含む近隣市町村と市境付近で発生した災害等に対応するため,消防相互応援協定や救急業務に関する協定を締結しており,さらに全県下の消防本部と大規模災害及び特殊な災害等に連携した対応ができるよう協定も締結しているところでございます。したがいまして,今後も連携可能な業務については逐次研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔28番礒谷和行議員登壇〕 ◆28番(礒谷和行議員)  御答弁ありがとうございました。 それでは何点か再質問させていただきます。 観光ルートの開発についてでございますが,7月に市長,議長初め我々議連も富川市を訪れまして,向こうの議連の会長の金寛洙さんからその要望を受けています。来年は8月のうらじゃ踊りに踊り連を連れて一緒になって岡山に来る予定となっておるので,この観光ルートの開発については遅くとも5月ごろにはそういう説明というんですか,一番いいのはこういうルートを開発できたということを提案してあげるのが一番いい。仮にできない場合でも,ここまでやったけど,こういう理由でできなかったということを連絡,これ礒谷一個人じゃのうて,議連の会長としてやりたいと思います。それがもしできんとなったらね,これはもう議連の会長としても恥だし,岡山市の恥と考えとんで,しっかりと局長,気合いを入れてやってほしいと思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり) それから,2番目の消防の件ですけどね,要するに救急,消防は玉野市はもう5分以内に来る体制をとっています。岡山市は7分を目標にやっておるんですけど,小串地区は時間帯によっては電話を入れてから救急が来るまで30分以上とか,もう全然論外なんですわ。今の状態でよくないから,広域連携することによって,東児から来れば10分弱で来る。いろんな制度とかシステムがあってなかなか難しいのはわかっておりますが,どうかせんとおえんと思うからここで質問しているんで,局長,今の状態でいいのかどうか答弁をお願いします。(「そうだ」と呼ぶ者あり) それから,3点目ですね。牧山のコミュニティバスの件,合併してもう何年もたっておるわけですが,岡山市の山間部の交通をどういうふうに考えているか,現在の運行路線より少し延ばせばいいことなんでね。ただ,運営協議会とかあって枠が違うんですけど,今合併して同じ岡山市ですから,買い物難民とか病院難民ということを最近はよう耳にするんですが,山間部のこの人たちにも,よろしくお願いしたいと思います。 岡山市として,その山間部やまだまだほかにも足守にもあるわけですが,山間部の交通をどのように考えどのようにしようとしておるんか,局長,答弁をよろしくお願いします。 それから,4点目,県道金甲山線ですけどね,我々はなかなか向こうへ,東児が丘のゴルフへたまに行くぐらいで必要性は感じんのんですけど,玉野に住む人,玉野に住んで岡山市へ通勤しておる人,そして玉野市東児地区に2つの大きい企業があるんですけど,この間,工場長のところへ行って,従業員が2つで大体870人おるんです。そのうち大半が,岡山市の南のほうから通うとんですわ。それと,工場にトラックが2社で1日70台ぐらい。トラックについては,炭酸ガスの排出削減ということに今取り組んどんで,ボディーのロングとかトレーラーとかが多いんで,小さいカーブはなかなか回りにくいというような背景があります。諦めることなくいろんなことを取り組んでいきますので,局長も支援よろしく,これは要望です。お願いします。 以上で再質問を終わらせていただきます。 ○則武宣弘議長  当局の答弁を求めます。 ◎大月秀樹経済局長  広域観光ルートを期限を見据えた上でしっかりとした対応をという再質をいただきました。 御指摘のとおり歴史的なつながりというものを題材としたストーリー性のある観光ルートというものは,この議会でも広域観光ルートの設定のことで御質問いただきましてお答えさせていただいたところであり,やっぱり大変魅力的なものであろうと思います。そうした中で,本市を訪れる観光客の方,あるいは特に友好都市の皆さん方が本市を訪れられるときに,そういう視点を持った観光ルートの設定というものはおもてなしという意味で大変大切な視点だろうと考えております。 ただ,観光ルートの設定に当たっては,当然時間的な制限ですね,ツアーというんですか,お越しになられる時間的な制限であるとか,あるいは宿泊,食事といった課題もあろうかと思いますが,いずれにいたしましても,先ほど御答弁申し上げたように,これまで培ってきた広域観光ルートという周辺市町村との連携のもとにやるという素地がございますので,そういったところ,あるいは観光コンベンション協会とか,そういったところともしっかりと連携しながら,期間も見きわめた上で対応してまいりたいと思います。 よろしくお願いします。 ◎山崎康司都市整備局長  生活交通の確保,山間部の交通をどうするのかという御質問でございます。 山間部も含めまして公共交通の不便な地域におけます岡山市の取り組みにつきましては,先ほども御答弁いたしましたように,自民党・無所属の会の川本議員にお答えしたとおりでございますが,今現在岡山市では,特に交通不便度合いが高いと判断した瀬戸・灘崎地区で地域の皆様方と導入のための話し合いを行っております。この地域での取り組みを市のモデルケースとして,それをベースとしてほかの公共交通の不便地域においても対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎長瀬正典消防局長  今の体制でいいのか悪いのか,白か黒かというふうな御質問ですけども,119番の通報をされる皆様方は一秒でも早く来てほしいという切実な思い,これには何とかして応えていきたいというふうな思いで仕事をさせていただいております。御指摘の地域については,玉野と岡山でどちらが早いのかという話になったら,決して岡山が早いんですというふうなことは私自身も申し上げるつもりはありません。御指摘の部分は重々あると思います。 ただ,災害の内容によって,特に救急等ですと,遠隔地については消防ヘリの「ももたろう」も出動させるような形をとっております。したがって,救急車が行くまでがどうこうというよりも病院収容までを考えたときにどれが早いのかということもあわせて考えながら,市民の皆様に最善の形が出せるように今活動しておるところでございます。 いずれにいたしましても,これからも相互応援協定をどこまで使ってよりよい消防活動,救急活動ができるのかというのは模索してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○則武宣弘議長  以上で礒谷議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして福島議員。     〔4番福島恭子議員登壇,拍手〕 ◆4番(福島恭子議員)  こんにちは。自民党岡山市議団・無所属の会,福島恭子でございます。 傍聴席にお越しの皆様,oniビジョンやインターネットをごらんの皆様,いつもありがとうございます。 さて,現在衆議院選の真っただ中でありますが,我々自由民主党はアベノミクスを再度継続し,さらに加速して進めてまいりたいと望んでおります。きょうのスピードに負けないくらいですね。私ども自民党女性議員は,アベノミクスはもちろんのことですが,女性の社会進出と子育てや介護を両立させて心も体も疲れ果てるのではなく,ワーク・ライフ・バランスのとれた暮らしができる社会を目指しております。この日本で平和に安心して暮らしていくためには,きれいごとだけでは決して済まされることはなく,変化する世界経済や状況に対して柔軟に対応しなければなりません。また,本当に困っている人に手を差し伸べられる社会でないといけません。何よりも国民を守り国家を繁栄させていくことが政治家の使命であります。心豊かな暮らし,それを支える経済的安定,平和維持を目指す自民党の中で,自民党女性議員として力を尽くしてまいります。 それでは,早速今回もわかりやすい質問を目指して頑張ります。 本日,南区の男性に囲まれて光栄です。本日唯一の東区の女性議員としてわかりやすい御答弁をお待ちしておりますので,よろしくお願いいたします。 では,1番,岡山市のスポーツ振興について。 岡山シーガルズは,女子バレーボールのV・プレミアリーグで唯一の市民クラブです。平成13年11月に本拠地を現在の岡山市に移動し,平成18年4月1日にチーム名に岡山がつき,岡山シーガルズにチーム名を変更しました。昨シーズンは準優勝,ことしの長崎国体では優勝,今季のV・プレミアリーグでは現在1位を獲得しています。 先月23日にホームで開催された試合を私も応援に行かせていただきましたが,試合中,岡山と連呼する応援が何度もあり,チアリーダーや選手は岡山の観光大使のような役目を担っているし,応援席にいる全員が一体となり,チームだけではなく岡山を盛り上げてくれていて本当にすばらしい試合でした。 試合会場での応援はもちろんのこと,シーガルズは私の地元東区に寮があり,常日ごろから地元の皆さんが家族のように温かい応援をされています。また,岡山シーガルズは,地元の子どもたちのために,目先の勝敗にこだわることなく早い時期から将来につながる育成を目的として小・中学生によるシーガルズジュニアチームを発足,そのほか地元の学校とスポーツ協定を組んで,岡山から世界に羽ばたく選手育成や岡山県体協が実施するトップアスリート派遣事業にも精力的に参加するなど,地域に多大な貢献をしてくれています。 岡山県は,県のほうですね,県民応援デーなどを実施されています。赤磐市は平成16年の国体以降,現在も山陽ふれあい公園総合体育館をチームのホームコートとして貸し出し,シーガルズは赤磐市をホームタウンと公言しています。そろそろ岡山市もファジアーノとともに岡山を代表するプロスポーツチーム岡山シーガルズを本格的に応援していただきたいというか,するべきというか,ちょっと遅いんではないかというぐらいに考えています。今まで意見交換会など良好な関係を築いてこられたのかということなども含めて御所見をお聞かせください。 ちなみに岡山市議会では,シーガルズを応援する会をつくっておりまして,党派を超えて議員の方ほぼ全員といったらいいんですかね,ほとんどの方が入会してくださっています。 続いて,2番,鳥獣被害対策について。 もう何度もお聞きされている問題ですけれども,国のほうは昨年全国の鳥獣,主に鹿,イノシシを10年で半減するという計画を打ち立てましたが,スケジュール等具体的な施策はまだわからないのが現状であります。岡山市も今まで侵入防止柵,捕獲数に応じた補助金の交付,駆除活動に要する補助,狩猟免許申請手数料,受講料への支援等それなりに施策を講じてきてくださいましたが,最近では農家だけではなく,私たちの生活圏,それも昼間にあらわれ,かなり大きな音を立てないとなかなか逃げないというお話もお聞きしていて,子どもたちにまで危険が及ぶのではないかと心配しています。生態系,環境への影響などがあり,国からの指針もなかなか定まっていないというのは理解できますが,だからといってこのまま済まされる問題でもありません。 そこで質問します。 1,鳥獣による農作物への被害の推移をお示しください。 2,現在,鳥獣被害は農業共済組合の被害額のみであらわされていますが,岡山市での調査研究が必要ではないでしょうか。 3,先日,とうとう犬島でも鳥獣の被害があり,イノシシですね,犬島アートプロジェクト,犬島精錬所美術館の一部が被害を受けたとお聞きしました。鳥獣の種類,生息数,場所が拡大してきているのではないでしょうか。このこともあわせて調査研究が必要と思われますが,御所見をお聞かせください。 4,駆除補助金は,岡山市は周辺地域の中で一番低く,なぜこんなにも違うのか,理由をお示しください。 5,猟友会の皆様は,交通事故等のイノシシの処分も無償で行っており,また駆除したイノシシの処分にも大変御苦労されているようです。基本的には穴を掘って埋めるとのことですが,もう埋めることのできる場所がないという苦情もお聞きしております。こういったことにも,人任せにせず,きちんと対応していただきたいので,御所見をお伺いします。 6,今年度は,被害防止計画の見直しの予定ですが,現在の市の対応は不十分です。今後の課題と対応策について具体案をお示しする時期と考えますが,御所見をお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。 御答弁をよろしくお願いいたします。(拍手) ○則武宣弘議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,福島議員の質問にお答えいたします。 福島議員は,先月23日に行かれたと御質問にありましたけども,私はその1日前の22日に東レとの試合に行ってまいりました。すばらしい試合で,シーガルズの選手の活躍が今でもこの目に焼きついております。私も福島議員同様,試合中の岡山と連呼する応援については感動いたしました。ぜひこれはホームじゃなくて他の都市でやっているところも見させてもらって,岡山と連呼しているのも見てみたいなと思ったところでございます。 そういう面では,本当にシーガルズもファジアーノと同様,岡山を代表するプロチームであり,2つしかないプロチームでありますから,大事に大事に対応していかなければならないものだと思います。また,例えばバレーボールならバレーボールのこの競技に取り組む青少年にとっても非常に大きな目標になるものだと思っているところであります。 先日,このシーガルズの選手,監督の方々が市長室にお見えになりまして,長崎の国体での話,日ごろの練習,今シーズンの抱負等々をお聞きいたしましたけれども,意気込みが感じられて,私としても非常に感激したところであります。 今福島議員御指摘の岡山市として今までじゃあ何をしてきたかというところでありますが,毎月「市民のひろば おかやま」でチームの選手紹介や活躍ぶりを市民の皆様にお知らせしてきたところであります。もちろんそれはそれなりの効果があったと思いますが,先ほど申し上げましたように,岡山に2つしかないプロチームの一つでありますから,本格的な支援といいますか,それ以外にも何が支援できるのかということはもうすぐにも考えて実行していかなければならないものだと思います。 ただ,岡山市のほうで勝手にこれがいいというわけにもいかないわけでありまして,今シーガルズ側と打ち合わせをしております。その打ち合わせの中で出てきている話題の一つが,岡山市で開催される試合での岡山市民デーの設置といいますか,市民デーとして一定の応援をしていく,そういったことが1つあり,もう一つは庁舎への支援自動販売機の設置。今,ファジアーノはやらせていただいているわけですけれども,シーガルズも自動販売機を設置して一定のお金をそちらのほうに自動的に行くようにする。そういったことが今話題に上がっており,これについては実施の方向で検討させていただきたいと今考えているところであります。これ以外も今後の話,柔軟にいろいろなことを考えていきたいなとは思っているところであります。 御指摘のように,岡山県とか赤磐市は,もう既にさまざまな形で実施されているわけであります。一昨日も赤磐市長と隣同士に座る場面がありまして,赤磐市長には一緒にやっていきましょうということを申し上げたところでありまして,連携というのがいいのかどうかわかりませんが,一緒になってシーガルズを応援していくということをぜひこれから積極的に対応していきたいと思いますので,よろしくお願い申し上げたいと思います。 以上でございます。 ◎大月秀樹経済局長  2,鳥獣被害対策について順次お答えさせていただきます。 まず,鳥獣による農作物への被害の推移についてでございます。 岡山市におけるここ3年間の農作物の鳥獣による被害状況は,議員お示しの岡山地区農業共済組合によりますと,平成23年度は面積11.4ヘクタール,被害額が1,475万円,平成24年度が面積15.5ヘクタールで,被害額が1,576万円,平成25年度が面積12.9ヘクタール,被害額は1,523万円という状況でございます。 続きまして,鳥獣被害について調査研究が必要ではないか,鳥獣の種類,生息数,場所が拡大していることについても調査研究が必要と思うが所見をとのお尋ねにお答えさせていただきます。 鳥獣による被害額や種類,生息数,場所等につきましては,行動範囲が広範囲に及ぶこと等,広域圏における取り組みが必要という趣旨から,かつて国,県に対しまして政策提言の場で鳥獣等生息状況を把握し,個体数管理のため実効のある対策を講じること等の要望を行ってきたところであります。しかしながら,実効ある対策はいまだできていないため,鳥獣の種類ごとの出没状況や被害状況,生息状況の拡大を見きわめるための出没状況などについて猟友会や農家組合長等から情報収集を行ってまいりたいと考えております。加えまして,学識経験者の方の意見も伺ってまいりたいと考えております。 続きまして,駆除への補助金が周辺地域と異なる理由についてお答えいたします。 御指摘のとおり,岡山市の有害獣捕獲奨励金は近隣市町で異なっている状況でありますが,捕獲に対するインセンティブとなる額を各市町が判断し,独自に設定されているものと思われます。 続きまして,イノシシの処分地について所見をとのお尋ねについてでございます。 駆除したイノシシ等の処理といたしましては,平成24年度策定の岡山市鳥獣被害防止計画におきまして,捕獲した者が埋設処理を行うことを基本とすると定めております。議員御指摘の埋める場所がなくなっていることにつきましては,猟友会や関係機関の御意見を聞きながら,別の処理の方法があるか関係部局とも協議してまいりたいと考えております。 最後でございます。被害防止計画の見直しの予定だが,今後の課題と対策,具体案を示す時期についてでございます。 平成23年度末に策定いたしました岡山市鳥獣被害防止計画は,平成24年度から平成26年度までのもので,生産者団体や猟友会等関係団体の意見を踏まえて策定し,これまでにイノシシ等の侵入防止柵の整備や有害鳥獣対策の普及啓発活動,捕獲活動の支援等を実施してまいりました。鳥獣被害は予測が困難でありますが,現状を十分把握ししっかりとした対策を継続していくことが重要であると考えております。今後の計画策定に当たりましては,国,県の施策の変更箇所を踏まえながら,JA等の生産者団体や猟友会等関係団体の意見を十分お聞きして策定作業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○則武宣弘議長  質問の途中でありますが,午後1時まで休憩いたします。      午前11時55分休憩      ~~~~~~~~~~~~~      午後1時0分開議 ○羽場頼三郎副議長  午前中に引き続き会議を開きます。     〔4番福島恭子議員登壇〕 ◆4番(福島恭子議員)  ありがとうございました。市長の心のこもった答弁ありがとうございました。 いろいろと御相談もしてくださっているようで,チームが望んでいないような支援をしても仕方がないと思いますので,しっかり話し合いながら進めていただきたいなと思います。 私もいろいろとチームの方ともお話をしたので,ちょっとじゃあその辺から質問させていただきたいんですけど,ファジアーノのように練習場をというのは簡単にいくことではないのですが,やっぱり練習場に関してはちょっと困っていらっしゃるようです。赤磐市の体育館は,月曜日から金曜日の平日の午後,無償でお借りしているようなんですけども,特にオンシーズン,今のような時期とか,あと強化期間のときとかにチームや選手のコンディションに合わせたスケジュールというのを当日組むことが多いようです。逆に,当日にしっかり組みたいということがあるようで,そういうときには例えば近隣の岡山市の市有施設の体育館等であきがあった場合に貸していただけたりとか,そういう対応というのはできるのかどうか,そういうことをまず聞かせてください。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  練習場の話は私も伺ったことがありますが,ちょっと詳細,必要があれば市民局長のほうから答えさせますけども,赤磐市の今の練習場について幾つかの問題点もあるようでありまして,赤磐市長もいろいろな検討をされているというようなことを伺いました。いずれにせよ,何ができるのか,もちろん財政制約もありますし,いろいろなことを勘案しながらやっていかなければならないとは思います。でも,先ほど申し上げましたように,岡山に2つしかない大きなプロスポーツのチームでありますから,我々としては本格的,本格的というのがいいのかどうかわかりませんけども,応援をきちっとしていくということで検討していきたいと思います。 以上です。 ◆4番(福島恭子議員)  ありがとうございます。 来年の7月にサマーリーグというプレミアリーグとチャレンジリーグの合体したようなというんですかね,サマーリーグが桃太郎アリーナで開催される予定なんですね。また,8月31日と9月1日,2日の3日間,女子のワールドカップも桃太郎アリーナで開催の予定だそうですね。いずれもやっぱりシーガルズの活躍のおかげで私は誘致ができたんじゃないかなと思っております。 岡山市は,マラソン,サッカー等々のスポーツでにぎわいを創出している,まちづくりと本当に密接なかかわりがあるなと感じております。こういったことは,岡山市の進めている歩いて楽しい回遊性のあるまちづくり,こういったことにもつながるんではないかなと思いますので,例えばこういうスポーツの発展がまちの活性化の一つにもなるというような考え方が市長のほうにあるかどうかというのをちょっと御所見だけお伺いしたいです。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それは非常に大きいと思いますね。来年,大きなコンベンションとしてはおかやまマラソンがあるわけであります。おかやまマラソンによって相当数の方が岡山に来ていただく,それで岡山がまた活性していくというようなことになろうかと思います。そういう面では,シーガルズについてもファジアーノについても同じだろうと思います。やはり岡山に多くの方が来ていただいて楽しんでいただく,そういったことを誘致していくのは非常に重要なことだろうと思いますし,いろんな仕掛けを考えていかなければならないと思っているところであります。 ◆4番(福島恭子議員)  ありがとうございました。じゃあ,今後シーガルズのほう,しっかりよろしくお願いいたします。 続いて,じゃあ鳥獣被害。 もう何言よんかようわからんかった。もうごにょごにょごにょごにょという感じで,進歩もやる気も感じられませんでした。もうそろそろええかげんにしてもらいたいなと思うんですけどね。急に出始めたところは本当に驚いていらっしゃるし,もう瀬戸町なんかはサファリパークみたいになっていますし,(笑声)もうね,本当に市民が困っているんですよ。 それで,例えば電柵に関しても3戸以上じゃないと申し込みができないとかね,こういうふぐあいな部分もあるし,こういうのも改善してもらいたい。もういつもの大月さんのしゃべり方と全然違っていたなと思いながら,今後調査については各方面と調整中ということだったんですけど,もういっつも調整中ですわ。いつから調査してくださるん。調整中というような感じの話だったと思うんですよ。 ◎大月秀樹経済局長  いつから調査というお尋ねですけども,イノシシを含めた鳥獣被害ですが,本当に毎回御意見もいただいておりますし,先ほど御案内がありましたように,犬島でもそういった被害が出たということもありますので,どこでどういったものが出ているか,場所によって鹿であったりイノシシであったりいろんなものが出てくると思うんで,そういうあたりを,これはできるだけ早くという言い方になりますけども,猟友会の方とか農業従事者の方とかさまざまな目撃されている方がいらっしゃると思いますので,そちらのほうに速やかに意見を聞いてまいりたいと思っております。 ◆4番(福島恭子議員)  できるだけ早く,もう何年も何か検討します,検討します,検討しますで,今度ちょっと進歩してできるだけ早くという感じですかね。もう本当にね。 調査していくというお気持ちが少しでもあるのであれば,やっぱり担当者であり窓口がないことには,スムーズな調査にはつながらないと思うんです。これは前もお聞きしたんですけども,もう一回お聞きしますね,そういうものがないとだめではないんでしょうか。 ◎橋本豪介副市長  お断り申し上げておきますが,本来私たちがざっくりした答弁をした後,細かい答弁は局長がするんですが,ちょっと逆になると思いますけど,お許しのほどを。(笑声) さっきの実態調査なんですが,市長からよく言われるのが,まず現状はどうなんだということをよく言われるわけですね。そうした意味では,この実態調査というのは大変大切だろうと思います。ただ,先ほど局長が答弁しましたように,共済の中での数しか把握ができていないということなんで,先ほど局長が答弁しました実態調査,やはり市内に2,000人の農家組合長がいらっしゃるんですね。それから猟友会,そういったあたりを対象にひとつ調査のシステムづくりが要ると思うんです。年1回するか2回するか,これは別にして,そういったシステムをつくった上で調査すれば,おのずとイノシシだけではなく鹿とかヌートリアとか,そういったものも出てくるんじゃないだろうかというふうな気がしておりまして,早急にこういったシステムをつくっていきたいと考えております。 ◆4番(福島恭子議員)  ありがとうございました。 そうなんですね,確かに鹿とヌートリアぐらいはまだあるんですけど,アナグマがということもお聞きしますし,(「アライグマ」と呼ぶ者あり)アライグマがということもお聞きします。両方あるんですよ。テンとかその辺はそうでもないと聞くんですけど,いや,うちはテンがと言う人もおられるし,カラスとかそういうのもありますので,そういったところもつぶさに,共済だけでは把握できていない部分というのをお願いしたいなと思います。だから,そのためには担当者,窓口というのが,今ちょっとお聞きしたんですけど,それはまだつくれない,つくらない,どうでしょうか。 ◎大月秀樹経済局長  体制づくりとしては,今岡山市の中に,議員御指摘のとおり場所が道であったり住宅であったり,あるいは当然農林ですね,畑であったり田んぼであったりといろいろなところにまたがりますので,それぞれの担当部署,それから当然区役所にも当面の窓口になってもらいますので,そういったところで組織を組んでおりまして,そこの活動というんですか,それをさらに強化していくことがまず優先かなと思っています。ですから,担当部署というんじゃなくて,市役所の関係する担当の部署で今1つ協議会を持っていますので,そちらをしっかり動くようにやっていきたいと思います。 ◆4番(福島恭子議員)  ありがとうございます。 じゃあ,補助金額なんですけど,理由がそれぞれの自治体で決めていらっしゃるということだったんですけども,やっぱり備前市とか和気町がいろいろと頑張れば頑張るほど,どんどん近隣が頑張れば頑張るほど岡山市のほうに流れてくるんです,逃げてくるわけですね,やっぱり動くのでね。特に,瀬戸町に逃げてきています。(笑声)だからこそ全県とか全国的な指針が重要というのはわかるんですけども,いつまでもそれを見ていてもしようがないと思うんですね。だから,駆除の補助金をせめて近隣と同額にするべきではないかと思うんですけど,そのあたりはいかがでしょうか。(「そうだ」と呼ぶ者あり) ◎橋本豪介副市長  助成のことですが,確かに1頭当たりの単価がこの県内では非常に岡山市が低いということは存じております。ただ,猟友会へ団体補助として相当な金額を,補助金を打っております。その中にも,考えてみますとある程度のインセンティブにつながるようなものもあるわけで,私が申したいのは,1頭当たりではなくて,そういう団体補助も含めて中身を精査した上でもう一回検討してみたいと思っております。 ◆4番(福島恭子議員)  この話は猟友会の皆さんから御相談いただいたので,どういう形がいいかというのを話し合いながら一番いい方向で落ちついていただけたらと思います。 あと処分についてなんですけど,これから御意見を伺うとか協議していくというお話だったんですけども,そういう苦情ってもうとっくに聞いていると思うんですよ。こちらにもあったぐらいですから。手で掘って埋めるんです,スコップですけど,そういうので掘って埋めるんですよね,あの大きいイノシシを。運ぶというのも大変かもしれないんですね。だから,どういう方法がいいかというのは検討していただくとしても,やっぱりいつごろまでに検討していただけるんか,ちょっとお聞きしたいです。 ◎大月秀樹経済局長  処分の仕方については,先ほど答弁させていただきましたように,今の岡山市の鳥獣被害防止計画においてそのように定めております。そして,その捕獲したものの処分がお困りということにつきましては,今議員からもお示しいただきました。最初に答弁申し上げましたように,ほかの処分の仕方があるかどうかについてなんですが,他の地域では他の処分方法もございますので,岡山市としてそれが取り入れられるものかどうかしっかりと検討が必要だと思います。ですから,今年度とかという時限を切った話ではなく,実際に困られている方のお気持ちになって市として何ができるかについては市の中,近隣のことも含めて検討しながら,できるだけ早く結論を出していきたいと思います。 ○羽場頼三郎副議長  以上で福島議員の質問は終わりました。(拍手) 次は,順序に従いまして千間議員。     〔18番千間勝己議員登壇,拍手〕 ◆18番(千間勝己議員)  こんにちは。南区選出の新風会,千間勝己でございます。 先ほど,福吉議員から,きょうは南区の方が多いということで,私も南区からの選出ですが,きょう最後の登壇となりました。 傍聴席のほうにも,寒い中,また師走の忙しい中,傍聴に来ていただきどうもありがとうございます。 まず,きょう12月8日は何の日か御存じですよね。73年前,真珠湾攻撃,いろんな言い方があるんでしょうけど,太平洋戦争の勃発だとかあります。山本元帥が奇襲作戦でうまくいったように思いますが,アメリカのルーズベルトは,ホテルで両手を挙げて喜んだという話を私は聞いておりますので,これはもうアメリカの術中にはまったというような現象でございます。 それはいいんですけど,最近は中国の動きが気になるところでございます。やっぱり日本をしっかりと守らなければならないと私は思っております。戦争はしたくありませんが,軍備とか経済力とか何か強いものをしっかり持っておかないと,中国に押し切られてしまいそうな最近の様子です。 力ですが,ほかの違った意味の力もあります。2013年7月12日に国連本部でのマララさんのスピーチは多くの人を動かしました。その一部を紹介いたします。 言葉には力があります。私たちの言葉で世界を変えることができます。みんなが決断して教育を求めれば,世界を変えられます。でも,そのためには強くならなければなりません。知識という武器を持ちましょう,連帯ときずなという盾を持ちましょうという言葉は,一人の子ども,一人の教師,一冊の本,そして一本のペンが世界を変えるのですという言葉とともに後々まで語り継がれるのではないでしょうか。この素朴な言葉に強い意志があらわれております。そして,ESDの根本的な考えではないでしょうか。私はそう感じました。 10月には,マララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞を受賞されました。11月には岡山らしいESD世界会議が終わりましたので,今回は教育関係を中心に個人質問を少し考えてみました。 それでは,通告に従いまして質問に入らせていただきます。 1,岡山らしいESDの取り組みを終えて。 この11月に岡山で初めての国際会議ESDが開催され,97カ国・地域,約3,000人の参加を得て,国際会議,諸会議が行われました。私は,余り参加する機会がありませんでしたが,ニュースや皆さんからのお話を聞いていますと,会議は盛り上がり成功裏に終えた様子と伺っております。 そこでお尋ねいたします。 (1)関係当局としましては,今回の岡山での世界会議を終えてどのように捉えられておられますか。総括と各会議別に御感想をお願いいたします。ESD推進のための公民館-CLC国際会議,グローバルRCE会議,ユネスコスクール世界大会,ユース・コンファレンス等々あります。 (2)私が参加してお話を聞いています範囲では,非常に範囲が広く,日常の生活から高度な文化,また開発国から先進国までと多種多様にあるように感じました。例えば,農業そのものも技術開発を行い,伝承して行っています。地域の祭り,郷土芸能等も包含されるものと思います。開発国では,なかなか学校に行けない状態があります。開発国では,学校に行くこと自体がESDそのもののようでございます。こういった経済の違い,文化の違い等々があります。このように次元の違いや考え方の違いをどのように捉えますか。また,どのように評価すればいいのでしょうか。 (3)参加国は150カ国以上の予定と聞いておりましたが,なぜ97カ国になったのでしょうか。どんな理由があるのでしょうか。 (4)今回の岡山での世界会議開催,評価点はいかほどと考えておられますか。 (5)岡山市としましては,今後どのように進めていかれますか。せっかく盛り上がった機運をどのように生かし継続していくように考えておられますか。 2,認定こども園について。 「市民のひろば おかやま」10月号に子ども・子育て支援新制度の折り込みリーフレットが入っておりました。平成27年4月のスタート予定であり,幼保連携型認定こども園が進んでいると聞いております。いろいろな制度や条件があり,難しいと聞いております。今回の4園,中山幼稚園・中山保育園,御津幼稚園・金川保育園,太伯幼稚園・太伯保育園,灘崎幼稚園・灘崎保育園が平成27年度スタート,1年おくれて岡南幼稚園・岡南保育園が移行するとありました。そこで,リーフレットだけでは詳細がわかりません。 ここで考え方や具体的な運用についてお伺いいたします。 (1)認定こども園の概要。 幼保連携型認定こども園に関する国の所管はどこになりますか。教育と保育とのバランスはどのようにとるのでしょうか。具体的には,幼稚園時間帯と保育園の時間帯は違います。また,幼稚園で遊戯とかを指導しておりますが,保育園児にはどのような指導をする予定ですか。別々の部屋で幼稚園と保育園は別指導ですか。 次に,先生方の教育は,両方の資格,教諭と保育士を持っている先生が指導されるのでしょうか。やはり,別々の教え方になるのでしょうか。 カリキュラムはどのようになるのでしょうか。幼稚園に行かせたい親,保育園に行かせたい親,この対応がどのようになるのか。保育園制度で時間的に夕方まで預かってもらい,教育は幼稚園スタイルを希望する方もあるのではないでしょうか。 (2)受け入れ体制,人数。 共働きをしております。シングルマザーです。保育園に入りたいのですが,なかなか入れません。何かよい方法はありませんかとよく相談を受けます。岡山市では,待機児童はいないと言われます。しかし,保留児は800人から900人程度いるように聞いております。この子どもたちの解消に役立つのでしょうか。幼稚園の教室はあいているということを聞いておりますが,ここへ保育園児を入れることなのですか。今回幼保連携型こども園になり,多くの園児が入所できるようになるのでしょうか。 1園の窓口は1つですか,別々に受け付けされるのですか。 (3)進捗と将来の展望は。 平成27年は4園,平成28年が1園ということですが,今後の計画はできていますか。上記5園は,幼稚園と保育園が隣り合わせである。今後1つの幼稚園施設を改良して幼保一体型に,また1保育園施設を改良して幼保一体型にすることはないのでしょうか。順次幼保連携型こども園にしていくのですか,何園かの限定にするのですか。今後の計画をお示しください。 3,若者の感覚のずれと教育。 これは,2014年9月25日付山陽新聞記事を少し引用させていただきました。 言葉について考えてみます。最近よく使われる「チンする」,電子レンジで加熱することを意味しております。「事故る」もよく使われているようです。皆さんも理解できると思います。次の「告る」,「タクる」は余り聞きなれない造語でしょう。わかりますか。短い言葉で効率的に相手に伝えられる表現で,日本語に特徴的な造語の一つです。「告る」は,愛を告白する。「タクる」は,タクシーに乗るという意味です。 このように動詞の活用で定着して意味が伝わるようになればいいのですが,慣用句では意味合いが誤解されているケースが多くあるようです。世間ずれ,煮詰まる,やぶさかでない,まんじりともせず,これらの慣用句の意味を間違えている率が50%前後あるようです。世間ずれは,世間を渡ってずる賢くなっている意味を世の中の考えから外れていると勘違いしています。煮詰まるは,議論や意見が十分に出尽くした意味を議論が行き詰まっていると勘違いしています。やぶさかでないは,喜んでする意味が仕方なくすると勘違いされています。まんじりともせずは,眠らないでという意味がじっと動かないでと誤解されているケースがあるようです。 前者の動詞の活用は定着していけばいいと思いますが,後者の慣用句の間違いが多くなっていることについては問題です。いかがお考えでしょうか。 また,最近はITの発達により言葉を交わさないでメールで伝えることが多くなっています。会社の中でも,上司や同僚ともメールでやりとりして対面で話をしないことが多くなっています。子どもたちも携帯やスマートフォン,iPhone等によりメールもしくはLINEでのやりとりが多くなっています。このように活字だけの通信では,対面して話す場合とでは相手に伝わる情報量が全く違うと思います。活字だけですと,前述のように違う意味に,もしくはずれて理解することも多くあるのではないでしょうか。そのずれが,だんだんとずれが大きく生じて大きな問題を起こしているのではないでしょうか。やはり対面で話をすると身ぶりや表情により的確に相手の意思を理解できると思います。また,違っていれば,ずれがあれば,その場ですぐやりとりを行い修正できます。 そこでお尋ねいたします。 (1)このような現象をいかがお考えでしょうか。 (2)教育現場でこのような問題の対策,対応をされていますか。具体的にはどのような方法で御指導なさっておられますか,具体的な方法をお示しください。 (3)教育者の中にもこのような感じの世代の方もおられるのではないでしょうか。20代,30代,40代,50代,それぞれのジェネレーションギャップの解消,すり合わせは行われておりますか。 最後の4,企業立地フェア2014に出展して。 2月議会のとき,私は岡山市は政令指定都市になり中国地区で大きく飛躍しなければ都市間競争に勝ち残れない。そのためには企業誘致を行い経済発展,雇用を促進する必要があると提案いたしました。そのときの答弁で,東京の企業立地フェア2014に出展するようにお聞きしました。 そこでお伺いいたします。 (1)出展はされましたか。いつされましたか。 (2)どのような展示をされましたか。 (3)来客,引き合い件数は何件でしたでしょうか。 (4)どのような内容の引き合いだったでしょうか。 (5)結びつきそうな話はありましたか。 (6)課題はどのようなことがありましたか。これは出展されて課題はどのようなことがありましたか。 (7)これからの進め方をお示しください。 以上,1回目の質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○羽場頼三郎副議長  当局の答弁を求めます。     〔大森雅夫市長登壇〕 ◎大森雅夫市長  それでは,千間議員の御質問にお答えいたしたいと思います。 私は,岡山らしいESDの取り組みを終えてということで,その中で千間議員が各会議別の感想ということも言われていますが,それを除いた部分,私のほうから総括的にお話ししたいと思います。 今度の会議の総括ですけれども,会議運営のサポートやおもてなしなどの会議開催については,今もなお参加者からはお礼のメールが届いているほか,岡山市のESDの取り組みに対する評価も,ボコバユネスコ事務局長を初めとする参加者の皆さんから,ESDを世界に広める取り組みとして岡山モデルを参考にしたいとの高い評価や期待をいただいたところであり,私としては岡山市初の大規模な国際会議であったことを考えると,これはもう大成功だったと思っております。 また,議員御指摘のように,やはりいろいろと各国によって経済力格差,また文化が異なる国々,いろいろな国がございました。そういう面では,学校教育制度,また文化的背景,さらにはそれぞれ抱える社会課題は高齢化,また戦争,テロ,防災,女子教育等々,異なっていたわけでありますが,一緒になって課題を発見し,学び,考え,行動していくというESDの手法は大変重要であったということが再確認されたのではないでしょうか。また,その中で公民館を拠点とした小さなコミュニティーでの学びに全市的に取り組んでいるESD岡山モデルが注目を浴びたと自認しているところでございます。 何点かという御質問でございますが,私はいろいろ課題はあるにせよ,この岡山市が初めて運営した大規模な国際会議であったということを考えると,評価点としては100点満点だったんではないかと思っているところであります。ということであります。(笑声)(発言する者あり)はい,ありがとうございます。お褒めの言葉をいただきました。 次に,参加予定150カ国以上というのがなぜ97カ国になったのかということですが,私は今回150というのは聞いていなかったんですけども,どうも150という数字は,調べたところ現在ユネスコの加盟国数というのは準加盟地域も含め204という数があるようですね。当初,ユネスコが想定し発表したのが150であるようですが,これは世界会議全体の数として150というようなことだったと伺っております。いずれにせよ,でも97カ国の方が来られたというのは,非常に意義のあることだと思います。 最後に,今後の取り組みですが,岡山市としてはこの世界会議を契機として,高まった市民の皆さんのESDへの取り組みをさらに拡大していくため,新岡山ESDプロジェクト基本構想策定を急いでいるところですが,当面はESDコーディネーターの養成などの人づくりやネットワークづくりに重点的に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎浅井孝司ESD世界会議推進局長  私のほうからは,各個別の会議の感想をということでお答えさせていただきます。 まず,ESD推進のための公民館-CLC国際会議についてですけども,分科会を御津,京山,東,藤田,西大寺などの公民館で行いました。各公民館で地域の方々と一緒になって昼食をつくっていただくなど心のこもったおもてなしとともに,岡山コミットメント2014と題する成果文書がまとめられました。この過程において,会議参加者全員でしっかりと検討する会議になったことが大変評価されました。 次に,グローバルRCE会議でございますけども,ボランティアの皆さんのきめ細やかな対応とともに時間どおりにきっちりと進む会議運営,さらには天候にも恵まれた後楽園,岡山城でのフィールドトリップやエクスカーションを通じた岡山の美しさに触れることができたと喜びと感謝の声が参加者から相次いでおります。 また,ユネスコスクール世界大会については,岡山と大阪の高校生を中心に2年間準備を行ってまいりました。公正,公平な運営やホストを務めた日本の高校生の心のこもったおもてなしぶりに高い評価が集まるとともに,地球に生きる一員として自覚を持ち責任ある行動をとろうといったことなどを盛り込んだ高校生フォーラム共同宣言をまとめました。また,ユネスコスクール全国大会においては,ユネスコスクール岡山宣言というものも取りまとめました。 ユネスコ・ユース・コンファレンスでは,ホスト役を務めるオブザーバーボランティアスタッフとして本市から参加しましたが,世界各地のESDの若きリーダーと接することにより大きな刺激を得ることができました。また,会議の成果は,ユース・ステートメントとしてまとめられるとともに,会議を通じて若者同士のきずなも生まれました。 また,ESDウイークオープニングセレモニーにつきましても,子どもたちの合唱や岡山地域のPR映像などに称賛の声が寄せられたところであります。 このように会議全般を通じて,さまざまな立場からかかわっていただいた市民の方々の力の結集を大変頼もしく感じるとともに,市会議員の方々あるいは市当局職員,全て岡山市として力を合わせた結果の成果であると思っております。ESDの新たなステップ,新たなステージに向かって今後とも努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎荒木誠岡山っ子育成局長  2の認定こども園について,認定こども園の概要の項,国の所管,教育と保育のバランス,幼稚園と保育園の指導,資格,カリキュラム,親の対応について一括してお答えいたします。 子ども・子育て支援新制度につきましては,内閣府が制度全体を所管するとともに,認定こども園については文部科学省と厚生労働省が内閣府とともに共管,ともに所管することとされております。 認定こども園では,満3歳以上は現在の幼稚園児と保育園児が同じ学級の中で過ごすことを基本とし,その中でこれまで幼稚園と保育園で行ってきた集団生活を通して小学校以降の教育の基礎を培うための指導を行っていきます。そして,保育を必要とする子どもに対しては,児童福祉法に基づく保育をあわせて行います。このため,職員は幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持つ保育教諭となります。また,現在の保育園児と幼稚園児が一緒に過ごす時間のカリキュラムは同じものとなります。 新制度においては,幼稚園の子どもも認定こども園の子どもも同じ1号認定を受け,同じ要件で入園し,一方現在の保育園同様に夕方までの保育を希望する方は満3歳以上は2号,満3歳未満は3号の保育認定を受け入園することになります。なお,3歳以上の子どもには,認定こども園において教育と保育を提供してまいります。 次に,受け入れ体制,人数の項,保育園に入れない子どもの解消に役立つのか,どのくらいの入所か,入園窓口についてお答えいたします。 認定こども園では,1号認定となる現在の幼稚園児と2号認定となる保育園児が同じクラスでともに生活するため,幼稚園児の定員に余裕があるときには保育園児の入園が可能となる場合もあり,具体的な人数は想定できませんが,受け入れ枠の拡大につながるものと考えております。あわせて,本市では民間活力を生かした保育施設の整備も進めており,議員御指摘の保育希望があるのに入園できていない子どもの縮減に努めてまいりたいと考えております。 入園の申し込みは,現在は幼稚園希望者は各幼稚園で,保育園希望者は各保育園または所管の福祉事務所で受け付けていますが,認定こども園への入園希望者は,希望する認定こども園へ申し込むこととなり,現在の保育園児である2号及び3号認定の子どもについては,福祉事務所でも受け付け可能です。 次に,(3)の進捗と将来の展望はの項,幼稚園または保育園を改修して幼保一体型にすることはないのか,順次幼保連携型認定こども園にするのか,何園かに限定するのか,今後の計画についてお答えいたします。 平成27年度または平成28年度から幼保連携型認定こども園として運営する予定の5園は,建設当初から一体施設であったか,または隣接する敷地に立地する幼稚園と保育園を対象に整備してまいりましたが,今後は単独の幼稚園や保育園を認定こども園として整備する場合もあるものと考えております。現在のところ,市内30の教育・保育提供区域ごとに公立施設を定め,幼保連携型認定こども園として整備,運営することとしており,今後地元関係者などとの協議を順次進めていく必要がありますが,こうした協議等を踏まえて今後の施設整備についての方向が定まっていくものと考えております。 以上でございます。 ◎山脇健教育長  3の若者の感覚のずれと教育という項の中で,まず慣用句の間違いについてのお尋ねでございます。 平成25年度文化庁が実施いたしました国語に関する世論調査の結果を見ましても,慣用句の理解が十分ではなくて,間違った使い方があることが指摘されております。正しい理解のためには,学校教育で文章を読む中で理解を深めること,また生活の中でやはり使っていくことも必要ではないかと考えております。 次に,対面で話をする場が減ってきているのではないかという3点のお尋ねに一括してお答えさせていただきます。 子どもたちの中にも,インターネットやスマートフォンなどの使用が広がっていることによりまして,対面でのコミュニケーションが減ってきているとは感じておるところでございます。学校での教育活動は,お互いが向き合って話し合うことが基本でございます。グループ学習や話し合い活動など自分の意見を互いに伝え合う場面をできるだけ多く設定しています。 教職員につきましても,世代間や個人により言葉の受けとめ方に違いがあるということから,先輩教員と若い教員が教科の指導や生徒指導などの具体的な場面で職務に携わりながら話し合う,OJTという手法を通しまして思いを1つにしていくわけでございます。また,節目となる世代別の研修でもマナーとともに言葉の大切さについて見直しを図っております。 以上でございます。 ◎大月秀樹経済局長  4,企業立地フェア2014に出展して,まず出展はしたのか,どのような展示なのか,来客,引き合いの件数,その内容,結びつきそうな話はあったか,課題は何か,今後の進め方について順次御答弁を申し上げます。 まず,出展につきましてですが,東京都江東区有明の東京ビッグサイトにおいて本年5月21日水曜日から23日金曜日まで開催されました企業立地フェア2014に出展いたしました。 その内容でございますが,岡山市のブースでは自然災害の少なさや交通利便性の高さ,優秀な人材の豊富さ等を掲載した企業立地ガイドや求人状況,市内の大学の紹介,駅前周辺の空きビル情報等の資料を展示いたしました。あわせまして,岡山というところを知っていただくために,岡山城,後楽園のポスターを掲示しまして,観光パンフレットでの紹介も行ったところであります。 来場者等につきましては,会期3日間の来場者数は主催者の発表で2,790人,岡山市ブースでは161名に対しまして本市のすぐれた立地環境や誘致制度の説明を行い,同時にアンケートをお願いし,25社から回答をいただきました。そのうち,岡山市へ広域拠点の立地を検討する可能性のある企業が1社ございましたが,具体的な話までは至らず,残念ながら立地には至っておりません。 課題といたしましては,まずは岡山市が企業の進出先選定の際に,候補地の一つとしてノミネートされることが重要であると考えております。そのためには,本市の優位性を知っていただき,知名度を上げていく必要があると考えております。今後とも企業立地フェアへの継続的な出展や東京事務所と連携しさまざまな機会を活用して情報発信並びに情報収集に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。     〔18番千間勝己議員登壇〕 ◆18番(千間勝己議員)  どうも御答弁ありがとうございました。 二,三,順次再質問させていただきます。 ESDは,私も非常に有意義というか,岡山で初めてこういう国際会議が開かれて,それなりにいい会議だったのではないかと感じております。先日,中原議員の質問に答えられた課題もあったようでございます。ハラルの食材が十分でなかったとか,両替が十分でない,いろんな課題も出てきたようでございますが,これはやっぱり地方都市である程度しようがない面もあるかもわかりません。こういったことは,順次勉強していただいて次に生かしていただければいいと思っています。 再質問でここは岡山らしいというところを再確認しようと思ったんですが,個々の会議の意見をお伺いしていますと岡山らしさも出ていたようなんで,岡山の後楽園とか地域,いいところをしっかりPRされたようなんで,これはそれなりによかったと私は感じております。今後もこの灯を小さくしないで続けていっていただきたいと思います。 それで,次の認定こども園なんですが,今いろいろ質問した中でお答えをいただきまして様子は大分わかってくるようになりました。この問題というか,地域でやはりいろいろ保育園に入りたいという方が,幼稚園は割合入りやすいんですかね,保育園に入りたいがなかなか入れない。先ほどもここに言っておりました保留児が八百何十人,900人近くおられるということで,よく問い合わせがあります。そういったことで,今回この認定こども園が幾らか寄与してくれるのかなと思っていましたが,幾らかはされるというお話で,保育園の計画とも絡むんでしょうが,保留児がやはり,先ほど市長の話もありましたが,岡山市として主婦の方もしくは女性の方にしっかり働いてもらわなければいけない。そのためにもそういった子どもを預かってくれるところがないと,地域差もあるんでしょうが,これはしっかり早く受け入れ体制をつくっていただきたいと思いますので,保育園関係で何か具体的な動きがありましたら少し詳細を教えていただければと思います。 それから次に,若者の感覚のずれと教育というところなんですけども,質問した内容には答えていただいているんですが,私の説明がちょっと悪かったんでしょうが,今学校での問題があるじゃないですか。そういったことにも影響しているんではないかということも聞きたいんです。だから,学校問題ですか,中でのトラブルとか不登校もあるんでしょうが,そういったところにもこういったいわゆるコミュニケーションが十分できていないというのも影響しているんではないかと思います。 それと,最後の辺に言われました若い先生と先輩とのすり合わせは行われていると,OJTでやっておられるということなんですが,各教室に先生方個々で入られますよね。だから,どういったところでそのOJTをやられているか,ちょっと具体的に教えてもらえませんか。放課後の時間でいろいろな研究とかするときにされるんでしょうが,その辺を少し詳しく教えていただければと思います。 それから,企業立地フェアの件ですが,出展していただいてそれなりの情報を聞くことができました。そうですね,アンケートはとられたんですか,アンケートは。もしよろしければ,その中の分析とかありましたら,どういったアンケート内容でどういった課題があるか,もう少し欲しいですね。 それと,やはり岡山市の場合は,今まだ誘致する場所がないですから,事務所ぐらいしかない。非常に寂しい状態なんで,これは先ほど観光のほうも含めてPRもしながらやっていかれるということで,もちろんそれはしていただければいいんですけども,やっぱり早くどっか企業誘致場所も選定していただきたいんですが,何かその辺の計画はありますか。ちょっとその辺もあれば教えてください。 それと,県の方も一緒に行かれましたかね。岡山市には誘致がないんですけど,県の方もここの展示で一緒にされたかどうか。リサーチパークのほうにしか誘致場所がないんで,県北のほうにもありますけど,そういった県のほうも一緒に行かれているんなら少し活動範囲も広がったんではないかと思いますけど,県の方とは一緒に行かれてないんですか,一緒には協力していただいてないんでしょうかね。それと先ほど質問しました誘致場所を早く決めてほしいと思っておりますので,そういう計画,何か日程等がありましたら教えてください。 以上,2回目の質問を終わります。 ○羽場頼三郎副議長  当局の答弁を求めます。 ◎山脇健教育長  2点のお尋ねで,まず1点目の対話,コミュニケーション不足が教育,問題行動に影響していないかということですが,これは今回スマホ,また携帯電話を今後どのような使い方をするのが正しいのかということについて子どもたちから問題提起も上げながら対応していこうというのにもあらわれているとおり,やはり対話をしないでの会話,議員からも御指摘のあったことでありますけれど,そのことによって子どもたちが文字の上だけでのやりとりをしてしまって問題に発展していくということが見受けられます。したがって,やはり面と向かってのいろいろ顔の表情一つ見ながら話し合っていくことの大切さというものはあるわけでありますので,スマホ,そして携帯の使い方,時間的なものも含めて,しっかり面と向かって話し合いをしていくことの大切さについては,子どもたちにも指導が要るだろうと思っているわけでございます。 それからもう一点,OJTの指導とはどんな場面で具体的にしているのかということでございますけれど,学級というのは学級担任が1人いるわけでありますけれど,学年間での相談事があります。教科の指導の内容であるとか生徒指導の問題とか,そういうものを学年間でしっかり協議していく。さらには教科指導の面でも,中学校だったら教科部というのがありますので,教科部の中で話し合って,時間的にはやはり放課後が主になります。職場の中で職務を通してかかわりながら話し合いをしていくのが,先ほど言いましたOJTという手法でありますので,具体的な場面を通してその中で言葉遣いが正しいのか正しくないのか,正しくないところがあれば当然先輩から後輩へということもございまして,逆の場合もあるわけであります。やはりその中でしっかり正しい言葉についての理解を図っていくということでございます。 以上でございます。 ◎荒木誠岡山っ子育成局長  未入園児の受け入れ枠の拡大について,認定こども園以外での保育園の整備状況についての御質問です。 保育園の整備につきましては,昨年度から鹿田地区で1園の認可保育園の整備を進め,12月1日に一部開園したところです。さらに,今年度からの2カ年で7園の整備を予定しており,合計545人の定員増を図り,受け入れ枠の拡大を推進してまいります。 以上でございます。 ◎大月秀樹経済局長  企業誘致の関係で数点いただきました。 まず,県は同行したかとのお尋ねですが,この立地フェアには同行しておりません。 それから,アンケートでございますが,この会期中にアンケートを行っておりまして,25社の方から会期を通じてアンケートに答えていただいております。ただ,企業誘致のためのアンケートというものは,このタイミングだけではなく,その他年を通じて東京の東証一部上場企業さんを対象としてアンケートを行っております。この立地フェアでは,今申し上げましたように25社にアンケートに御協力いただきました。 その内容ですけども,岡山への新たな事業展開の可能性があるかどうか,そのようなことについてお尋ねいたしまして,先ほど答弁で申し上げましたように,1社の方につきましては事業展開の可能性があるということで,それも対象地として岡山が対象となり得るというようなニュアンスの御回答をいただきましたので,その後フォローという形で企業訪問し資料をお送りするとか,そういった取り組みをしております。 それから,企業誘致の場所でございますけども,今議員のほうからもお示しいただきましたように,県が今行っております新産業団地ですね,新しい団地のほう,こちらが今現状としてはございますけども,ただ企業ということになると業種によって広さもあればいろんな条件がございますので,岡山市としてお示しするという段階には至ってございませんが,当面は県が今整備されておりますこちらについて積極的に一緒にやらせていただきたいと考えております。 以上でございます。     〔18番千間勝己議員登壇〕 ◆18番(千間勝己議員)  どうもありがとうございます。 もう再々はするつもりはなかったんですが,企業誘致の件で,私が思っているのは岡山は非常にいいところだと思いますよね。安全で災害が少ない,交通の結節点,平野部も広い。ですから,なぜ余り入らないのか。この間も私言ったんですけども,岡山市に一部上場企業が少ないんですよね。そういうのも含めて,何とか岡山の広大な平野,それから安全なところ,そこになぜうまく入ってもらえないのか。誘致場所がないのもあるんでしょうが,その辺一番何が原因と思われますかね。だから,これから進めていってもらうためには,そういう一番大きなポイントを押さえて,それを解消していかないと,進展しないと思うんで,やっぱりその辺一番どこが大きな課題か,ちょっとお示しください。 ○羽場頼三郎副議長  当局の答弁を求めます。 ◎大月秀樹経済局長  企業誘致が進まない課題についてということですが,これにつきましてはさまざまな要因があると思います。ただ,先ほど答弁で申し上げましたが,まずは企業立地先,移転先として岡山を選んでもらわなきゃいけないんですけど,その岡山というところがどういうところか,今お示しいただいていますよう,交通の利便性とか気候が温暖であるとか,さまざまなプラス要素を我々としても全国に向けて発信させていただいているんですけども,まだそれが十分に行き届いてないという点もあるのかなというのがあります。ただ,これは我々がしっかりとお示ししていかなきゃいけないところですので,これはあらゆる機会を通じて岡山の利便性,優位性というものはお伝えしていきたいと考えます。 そのことにまず取り組むことが必要だろうし,それからあとタイミングがあると思います。企業さんがこちらに出てこようという動機づけになったときに,我々としてどこまでできるか。その一つとしまして,本店,支店機能の誘致の補助制度を今設けて今年度からやっているんですけど,その制度につきましてもことしからということでまだ周知が十分届いていないという反省は持ってございます。これについては,あらゆる機会を通じた広報に努めていくことが必要だろうと思います。いずれにしましても,岡山への企業誘致についてはしっかり取り組んでまいりたいと思います。 ○羽場頼三郎副議長  以上で千間議員の質問は終わりました。(拍手) 本日はこれをもって打ち切り,次の本会議は明日午前10時に開き,引き続き個人質問を行います。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでございました。      午後2時3分散会...